アウディQ8 e-トロンにゴーサイン

公開 : 2014.02.04 20:30  更新 : 2017.06.01 02:14

アウディの情報筋からの情報によれば、Q8のEVバージョンであるe-トロンが、テスラのライバルとして正式にゴーサインが出されたという。600kmの航続走行距離を目標として、R8 e-トロンからバッテリーとパワートレインが移植されることになる。しかし、その生産は2017年より前になることはないだろう。

376bhpを発揮するツイン電気モーターを搭載し、およそ400kmの航続走行距離が稼げるように最近リファインされたR8 e-トロンだが、これをベースにさらなるパフォーマンス・アップが図られると考えられる。

新しいQ8は、今年後半にリリースされるテスラ・モデルX SUVをライバルとする。モデルX同様に、アウディQ8 e-トロンは前後アクスルにモーターを持つ。また、バッテリー・パックもモデルX同様80kWhを装備する。Q8 e-トロンのデビューが予定されている2017年までにはバッテリーの性能も進化していると考えられ、それに伴い航続距離も伸びると考えられる。

e-トロンに加え、Q8にはガソリン、ディーゼル、ハイブリッド・モデルも用意され、ハイ・パフォーマンス・バージョンであるSQ8も計画されている。

Q8は、今年後半にデビューする予定の次世代のQ7をベースにつくられる。しかし、Q7の伝統的なオフローダー・スタイルではなく、Q8 はよりスリークなボディを持つ。また、より高いウエスト・ラインを低いルーフ・ラインを特徴とする5シーター/7シーター・モデルとなる。

ベースとなるのはフォルクスワーゲン・グループのMLBエボ・プラットフォームだ。このプラットフォームの採用によって、新しいQ7はそれまでのモデルよりも300kg近いダイエットが成し遂げられたという。

テクニカル・ボスのウルリッヒ・ハッケンバーグは、Qレンジがたくさんの可能性を秘めているとコメントしている。そして、2016年にはベイビーSUVであるQ1を発表することを明らかにしている。

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