【V8または直4ベースの高性能モデル】メルセデスAMG 新たなPHEVシステム発表 最高出力800ps以上
公開 : 2021.03.31 18:45 更新 : 2021.07.27 14:51
年内にGT 73eでデビューを飾る
AMGによると、このPHEVシステムは複数のモデルに搭載される予定だ。
V8エンジンをベースにしたバージョンは、今年末に発売予定のGT 73e 4マチック4ドアに搭載され、最高出力815ps、最大トルク101.8kg-mを発揮するとされている。AMGが発表したデータによれば、0-100km/h加速を3.0秒で達成できるとのこと。
また、S 73e 4マチックとSL 73e 4マチックへの採用が正式に決定している。
4気筒をベースにしたバージョンは、C 63 4マチックの後継モデルであるC 63e 4マチックに搭載され、2022年初頭に発売される予定だ。内燃機関は、新しい電気式ターボチャージャーを採用し、最高出力449ps、最大トルク61kg-mを発生させる。また、V8 PHEVの兄弟車と同じ電気モーターとバッテリーを組み合わせることで、最高出力510ps、最大トルク71.2kg-mを発揮するとされている。
AMGは、2つの新しいPHEVシステムの航続距離を明らかにしていない。しかし、パフォーマンスに重点を置いていることを強調しつつ、電気モーターとバッテリーのパワーだけで短距離のEV走行が可能であることを示唆している。
減速時の運動エネルギーは、4段階のレベル(0~3)で回収される。このレベルはステアリングホイールのボタンで選択することができる。レベル3では、最大90kWの電気エネルギーを回収できる。
AMGのEパフォーマンスモデルは、現在の43および53モデルに相当するEVと言われている。専用スタイリングとインテリアを備え、トルクベクタリングが可能なデュアルモーター4輪駆動のパワートレインにより、モデルによっては0-100km/h加速で4.0秒以下のタイムを実現する。