【都会派レンジにピッタリ】ランドローバー・レンジローバー・ヴェラールP400eへ試乗 PHEV追加 前編

公開 : 2021.04.11 08:25  更新 : 2021.07.27 14:50

静けさの感動と少し凡調な印象が交錯

PHEVの場合、スペースの都合でスペアタイヤが付かないことは珍しくない。だが、ランドローバーのモデルとして検討しているなら、注意したいポイントといえる。

バッテリー容量が小さいため、充電時間はさほど重要度が高くないかもしれないが、最高で32kWまでのDC急速充電器に対応。7kWのウォールボックスと呼ばれる英国の家庭用充電器なら、3時間で満充電にできる。

ランドローバー・レンジローバー・ヴェラールP400e(欧州仕様)
ランドローバー・レンジローバー・ヴェラールP400e(欧州仕様)

充電中は、スマートフォンを介して車内のエアコンを操作でき、出発前に温めたり冷やしたりも可能。走行時のバッテリー消費を少し抑えることができる。

実際にレンジローバー・ヴェラールP400eを運転してみよう。ドライビング体験は、圧倒的な静けさによる感動と、6万1000ポンド(915万円)超のクルマとしては、やや凡調な印象とが入り交ざるものだった。

ヴェラールP400eでは、EVとハイブリッド、セーブの3種類のドライブモードが選べる。タッチモニターでの選択も簡単。デフォルトはハイブリッド・モードで、電気モーターを主役に、300psの2.0Lエンジンを自動的に始動・停止させながら走る。

その制御は、アクセルペダルの踏み込み量などに依存する。タコメーターには、電気モーターとガソリンエンジンとの稼働具合を教えてくれる表示が付いている。だが基本的にはあまり気にせず、実際の走りや周囲の流れを意識して運転した方が良いだろう。

この続きは後編にて。

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