BMW X3フェイスリフト

公開 : 2014.03.05 19:55  更新 : 2017.06.01 02:13

BMWはジュネーブ・モーターショーでX3のフェイスリフトを発表した。

2013年にはその前年よりも5%多い157,298台のセールスを記録したミッドサイズのSUVだが、今回のフェイスリフトの最も注目される点は、そのボンネットの下にある。最新のディーゼル・ターボ・ユニットは、パワフルで且つ高い経済性を確保したのだ。

RWDのX3 sDrive 18dは148bhp、36.8kg-mの1995ccツインパワー・ターボで、6速マニュアル装備モデルは、20.0km/ℓの燃費と131g/kmのCO2排出量を持つ。

他のディーゼル・モデル3つは4WDモデルだ。

X3 xDrive 20dのエンジンは、187bhp、40.8kg-mのパワー、トルクを発揮。燃費は18.5km/ℓ、CO2排出量は143g/kmだ。

X3 xDrive 30dのエンジンは、2993ccの6気筒ツインパワー・ターボで、254bhpと57.1kg-mのパワー、トルクを持つ。このxDrive 30dは8速オートマティックのみの設定。その他のモデルは、6速マニュアルまたは8速オートマティックが組み合わせられる。燃費は17.0km/ℓ、CO2排出量は156g/kmだ。

フラッグシップとなるX3 xDrive 35dは、x30dと同じ排気量のエンジンだが、そのパワーは309bhp、トルクは64.3kg-mのまでチューンナップされる。そのパフォーマンスは、0-100km/h加速が5.3秒、最高速度は245km/hだ。燃費は16.7km/ℓ、CO2排出量は157g/kmである。

エクステリアは、アッパーモデルのX5と似た新しいヘッドランプとグリルが与えられたのが特徴。全長は4657mmと1mmほど長くなったが、全幅は2089mm、全高は1678mm、ホイールベースが2810mmという数値は変わりない。また、ブートスペースも従来同様550ℓ、リア・シートを倒すと1600ℓのサイズが確保されている。

インテリアは、追加されたクロームの装飾、センターコンソールのデザイン変更、新しいカップ・ホルダーと本革のステアリングなどが採用されている。また、新しいボディ・カラーやインテリア・トリム、ホイールなどを選ぶことが可能。また、インフォテーメント・システムもアップグレードされている。

トリムは、SE、xライン、Mスペックの3つ。Mスペックは、専用のエアロダイナミクス・スタイリング、19インチ・アロイ・ホイール、Mスポーツ・レザー・ステアリング、スポーツ・サスペンション、トルク・ベクタリング・パフォーマンス・コントロール・システムなどが装備される。

この新しいX3は6月から販売の予定で、sDrive 18d SEの£30,990(513万円)からの価格設定となる。

▶ 2014 ジュネーブ・モーターショー

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