text & photo:Kazuhide Ueno (上野和秀)
ファン恒例のイベント、JCCA ニューイヤー・ミーティングが開かれた。これまでお台場を舞台に行われてきたが、東京オリンピックの準備のため会場が使用できず、都内近辺で開催できる会場が確保できず、初となる富士スピードウェイでの開催となった。
今回はいつもの車両展示、コンクール・デレガンス、クラブ・スタンド、オートジャンブルに加え、サーキットで開催されるためスポーツ走行枠が用意され、いつものヒストリックカーたちに加え、JCCAシリーズ戦に参加するコンペティション仕様のヒストリックカーも姿を見せた。コンクール・デレガンスでは、オリジナル・コンディションを保つ1964年型日産セドリック2800スペシャルに大賞が贈られた。一時雨に見舞われてしまったが、その後天候は回復し最後にパレードランを行った。
今回のコンクール・デレガンスは日産車でフェアレディ1500も姿を見せた。
かつてWRCを闘った240RSもコンクール・デレガンスにエントリーした。
コンクールの大賞は藤川氏のセドリック2800スペシャルに贈られた。
フェアレディ2000、Z432、510ブルーバード、S50スカイラインが受賞。
完璧なコンディションの金子氏のZ432はモスト・エレガンス賞を受賞。
大中氏の510ブルーバードは忠実な考証からベスト・モディファイ賞を獲得。
コンクールにはユニークなスタイルが特徴のチェリー・クーペも参加した。
ピットではトヨタ7、日産R381、ローラT70 Mk-IIIが特別展示された。
当時のワークスカーをイメージしたフォード・カプリが出走前点検中。
日本車に加え、スポーツカーからサルーンまでのヨーロッパ車もエントリー。
ニューイヤーに欠かせない往年のオート3輪車たちも富士にやってきた。
群馬で精力的に活動するJack Historic Car ClubはオースチンA35と共に参加。
スズキ・キャリークラブはジウジアーロ・デザインのバンとトラックを展示。
オートジャンブルはピット内で、おなじみのスピードショップFIIも参加。
展示車両の前では部品などのフリーマーケットが行われ人気を集めていた。
モダン・ロータスとケータハム、ジネッタだけの走行枠も設けられた。
今回はサーキットが舞台だけに、スポーツ走行枠が用意され人気を集めた。
最後にレーシングコースで参加者が全員参加しパレードランが行われた。