【欧州の売れ筋SUV】ジープ・コンパス 一部改良モデル、欧州発表 インテリアを大幅改良
公開 : 2021.04.07 18:25
ジープ・コンパスがフェイスリフトを受け、インテリアの使い勝手が向上。レベル2の自動運転機能も搭載します。
欧州ジープの販売40%を占める
ジープは、欧州で販売するコンパスをアップデートし、インテリアやエクステリアのデザインを刷新した。
コンパスは、ステランティスが所有するジープブランドの欧州における中核モデルであり、同地域での販売台数の40%を占めている。最近発売された4xeは、イタリアで最も売れているプラグイン・ハイブリッド車だとジープは述べている。
昨年欧州で導入されたコンパス4xeは、190psと240psの2種類のパワートレインが用意され、42kmのEV走行を実現している。
コンパスのエンジンは、フィアット社製の1.3Lガソリンターボ(最高出力130psまたは150ps)と1.6Lディーゼル(最高出力130ps)の2種類から選択できる。エンジンの種類に応じて、6速MT、6速AT、DCTのいずれかのトランスミッションと、前輪駆動または4輪駆動を選択することができる。
レイアウト変更で使い勝手向上
2021年モデルの変更点は、主にインテリアにある。新たに10.25インチの高精細デジタルメーターを採用し、インフォテインメント・タッチスクリーン(8.4インチまたは10.1インチ)をダッシュボードの中央に配置して操作性を向上させた。
インフォテインメント・システム自体も、プロセッサの速度が5倍に向上し、コネクテッド機能、スマートフォン・ミラーリング機能、音声認識などが追加されている。
同時に、センターコンソールのレイアウトが変更され、約4.4Lの収納スペースが追加された。
エクステリアの変更点は少ないが、スリムなヘッドライトと新形状のバンパーの採用により、現行モデルと差別化している。
新型コンパスは、ジープの欧州モデルとしては初めて、レベル2の自動運転機能を搭載している。交通標識認識機能、居眠り防止機能、自動緊急ブレーキ、アダプティブ・クルーズ・コントロール、レーンキーピング・アシスタンスなどが標準装備されている。
欧州では5つのグレード(スポーツ、ロンジテュード、リミテッド、S、トレイルホーク)が用意される。価格は、現行モデルの2万7125ポンド(409万円)から上がると予想される。