【新旧フェラーリ 130台集合】コロナに負けず、伝統のフェラーリ・ブランチ開催
公開 : 2021.04.09 06:25 更新 : 2021.10.11 10:54
フェラーリ・オーナーにとって春を告げるイベント「フェラーリ・ブランチ」が開催。桜が咲くガーデンには130台の跳ね馬が集まり、オーナーは久しぶりのイベントと歓談を楽しんでいました。
会場は「桜鏡(さくらかがみ)」
フェラーリのオーナーにとって欠かすことのできないイベントがフェラーリ・ブランチだ。
ベテランオーナーであれば旧知の仲間との歓談で盛り上がり、新オーナーにとってはフェラーリの世界への第一歩となるイベントデビューの場として親しまれている。
この伝統のイベント、近年はフェラーリ社公認のオーナーズ・クラブとして積極的に活動するフェラーリ・オーナーズ・クラブ・ジャパン(FOCJ)が主催するクラブイベントとして開かれている。
昨年はコロナ禍の影響から延期になり、緊急事態宣言が解除された9月末に感染対策のため参加台数を絞ってようやく開催された。
2021年は緊急事態宣言の解除を前提に予定され、4月4日に聖地といえるミュゼオ御殿場改め桜鏡(旧ヴィンテージカー・ガーデン)で無事に開くことができた。
コンペティション・フェラーリ登場
今年のブランチも、新型コロナウイルス感染症予防対策として参加台数を130台に制限し、密を防ぐ策がとられた。またイベント名の由来となったブランチ・ブッフェは、密を避けるために中止されドリンクのサービスのみとされた。
桜が舞うガーデンには、新旧様々のフェラーリが勢揃い。最新の812GTSは4台集まり、F8トリブートとスパイダーに加え、注目のローマは販売1号車が姿を見せた。
フェラリスティ憧れのプレミアムモデルは、ラ フェラーリ2台がオーバルハウスに展示。ガーデンにはF40とF50が並び、そのオーラは今も衰えることを知らず、終始人波が途絶えることはなかった。
今回の主役は2台のGTコンペティション・フェラーリだ。488GT3と最新型の488GT3 EVOの2台が会場中央に展示。普段なかなか目にすることのできない本物のレーシングモデルだけに、参加者は真剣にチェックしていた。
このほかスーパーアメリカ、599GTO、F12 tdf、430スクーデリア、458スペチアーレなどの限定車も姿を見せ、488ピスタと488ピスタ・スパイダーは多数が並んだ。
クラシケモデルは2台の365GTB4デイトナから512BBi、テスタロッサ、512TR、ディーノ246gt、348GTBがやってきた。
フェラーリ・ジャパンのパストレッリ社長も参加
フェラーリ・ブランチの伝統に則り、オーナー同士の歓談がメインとなるだけに特別なプログラムは用意されない。唯一のプログラムとなるのが開会セレモニーだ。
川崎会長の挨拶に続き、ブランチのために馳せ参じたフェラーリ・ジャパンのフェデリコ・パストレッリ社長は、参加したオーナーに謝辞を述べると共に、フェラーリのアグレッシブな活動とニューモデルを紹介した。
ガーデンでは、フェラーリを囲んでオーナー同士が様々な話題で盛り上がっていた。ウイズコロナの時代になってもブランチの本質は何ら変わっていなかった。
首都圏では今年初のクラブイベントになるだけに、参加したメンバーは久しぶりとなる集いの場を待ち焦がれていたようだ。全員揃って撮影した記念写真の笑顔が、何よりもフェラーリ・ブランチを待ち焦がれていたことを表わしていた。