アウディ、2つの特許を申請
公開 : 2014.02.10 20:30 更新 : 2017.06.01 02:14
アウディの将来的なテクノロジーがその特許から明らかになった。2つのエンジニアリング・アイデアは、1つは非常にシンプルなもの、そしてもうひとつは非常の複雑なものだ。
シンプルな方は、アロイ・ホイールに装備されるホイール・カバーの仕組みだ。これは、ホイールのスポークの間に蝶番をつけたフラップを装備。車速が上がるとこのフラップが完全にフラットなホイール・カバーを形成するというもの。
車速が下がるとフラップは再び開くほか、ホイールが熱を持つと自動にフラップが開くという仕組みだ。
このシステムは、高速での空力的なパフォーマンスを上げるためのものである。
2つめの複雑なものは、リア・アクスルにもモーターを取り付けたシステム。これは現在のクワトロ・システムに迎合されるもので、従来のエンジンとモーターによる4WDとを組み合わせたもの。そのためのソフトウェア・システムを特許申請しているというのだ。
フロント・アクスルとリア・アクスルの回転速度の小さな違いを見つけ出し、リアルタイムに路面の摩擦係数を計算する。このシステムが現実のものになると、今までで最もインテリジェントな4WDシステムになるという。