【ノーマルのGRヤリスと比較】トヨタGRヤリス(3) 長期テスト サーキット・パッケージの有無
公開 : 2021.04.25 09:45 更新 : 2021.07.12 18:55
走り込んだフロントタイヤを交換
これぞという愛車として選ぶ場合や、サーキット走行など特別なシーンでも楽しみたいなら、サーキット・パッケージを付加した方がベター。リセールバリューも高くなるだろう。標準サスにLSDという組み合わせも気にはなるが。
AUTOCARで行うビデオ撮影やパフォーマンス・テストでの負荷は、一般的なサーキット走行会よりハード。そこで、今回の定期点検ではフロントタイヤを交換することになった。スリップサインには届いていないが、ショルダーはボロボロだった。
激しいテストは一段落している。新しいペアでは、どの程度の距離を走れるのか確かめたい。
トヨタのディーラーでは、ミシュラン・パイロットスポーツ4を1本100ポンド(1万5000円)で交換してくれる。結果、今回の定期点検に要した費用は合計で365ポンド(5万5000円)になった。
GRヤリスは走行距離が満たなくても、6か月ごとにクラッチとブレーキフルードの点検も求められている。費用は50ポンド(7500円)らしいが、実施内容でも異なるだろう。
長期テストでは走り込むから、次の主要点検には交換となりそうだ。たとえ新型コロナで外出が制限されていても、距離は伸びるに違いない。
テストデータ
気に入っているトコロ
柔からなボディ:GRヤリスのバンパーは、少し押すと軽く曲がる。軽量化のために、薄くできているのだろう。
気に入らないトコロ
汚れるホイール:メタリックグレーのホイールは、きれいな時はとてもカッコが良い。でも一度楽しむとすぐに汚れて、冴えない見た目になってしまう。
テスト車について
モデル名:トヨタGRヤリス・サーキット・パッケージ(英国仕様)
新車価格:2万9995ポンド(419万円)
テスト車の価格:3万4080ポンド(477万円)
テストの記録
燃費:11.1km/L
故障:なし
出費:定期点検165ポンド(2万5000円)/フロントタイヤ200ポンド(3万円)