【詳細データテスト】スズキ・アクロス 高効率の電費 優れた燃費 実用重視ながら高いシャシー性能

公開 : 2021.04.17 20:25  更新 : 2021.05.10 05:10

使い勝手 ★★★★★★☆☆☆☆

インフォテインメント

9.0インチ画面のインフォテインメントシステムに内蔵されるのは、デジタルラジオとBluetooth接続のみ。同等装備のRAV4 PHEVや、同じ価格帯の競合モデルと異なり、アクロスにナビゲーションシステムは標準装備されない。

OSは、現行のトヨタ車に乗ったことがあれば操作法がわかるはず。グラフィックの洗練度がやや劣るのは、驚くには値しない。画面の外側にはナビゲーションマップのショートカットボタンが残されているが、押しても「利用できません」とのメッセージが出るだけなのは、腹立たしく感じるところだ。

ナビゲーションの呼び出しボタンはあるが、ナビ機能は標準装備されていない。知らずに押すと使えないことを通知されてイラッとすることもあるが、スマートフォンのミラーリングが可能なので、それを使えば不満は解消される。
ナビゲーションの呼び出しボタンはあるが、ナビ機能は標準装備されていない。知らずに押すと使えないことを通知されてイラッとすることもあるが、スマートフォンのミラーリングが可能なので、それを使えば不満は解消される。    OLGUN KORDAL

もっとも、Android AutoとApple CarPlayは標準搭載なので、対応するスマートフォンを持っていれば、機能的に決定的な不足を覚えることはないだろう。

オーディオはまさに必要十分といったところ。驚くほど鮮明な音質ではないが、それなりにパワフルで、ボリュームを上げても音の歪みはない。

燈火類

LEDプロジェクターヘッドライトを標準装備し、デイタイムライトもLED。自動レベリングや、駐車時の時差消灯機能も備えている。

ステアリングとペダル

テスター陣は前寄りのポジションを取ったが、ペダル配置は全員が快適に運転できるものだった。やや左寄りのブレーキペダルは、左足ブレーキがやりやすい。ステアリングコラムの調整幅は広い。

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