【あれから50年】1971年に登場した注目すべき新車 26選 忘れられたモデルも数多し

公開 : 2021.04.16 18:05

ビュイック・センチュリオン

初代ビュイック・センチュリオンは1956年に発表されたコンセプトカーで、市販モデルに同じ名前が採用されるまでにはさらに15年を要した。ビュイック・センチュリオンは、5.7Lまたは7.5LのV8エンジンを搭載し、クーペ、セダン、コンバーチブルのいずれかのボディスタイルを選択できた。1973年までのわずか2年間に、11万台以上のセンチュリオンが生産された。

ビュイック・センチュリオン
ビュイック・センチュリオン

クライスラー・ヴァリアント

母国オーストラリア以外ではあまり知られていないクルマだが、南アフリカでも少数が作られた。クライスラーは、1971年夏にVHヴァリアントを発売し、2年も経たないうちにVJと呼ばれる改良モデルに切り替えた。セダン、ワゴン、クーペ、ユート(ピックアップトラック)の4タイプがあり、エンジンも直6とV8が用意されていた。

クライスラー・ヴァリアント
クライスラー・ヴァリアント

クラン・クルセイダー

この英国産の奇妙なクルマは、グラスファイバー・モノコックにヒルマン・インプの875ccの全合金製エンジンをリアマウントしたものだ。2年間で315台が販売されたが、その中には組み立てキット形式のものもあれば、すぐに走れる完成品もあった。しかし、1973年末には部品供給が問題となり、英国政府がキットモデルに付加価値税を課したため、クランの命運は絶たれてしまったのである。

クラン・クルセイダー
クラン・クルセイダー

フェラーリ365 GTC/4

印象的なデイトナの影に隠れてしまったため、忘れ去られたフェラーリの1つである。しかし、365 GTC/4は、デイトナと同じドライブトレインを、より使い勝手のいいボディシェルに搭載したという点で、記憶されるにふさわしいモデルである。365 GTC/4は2年間でわずか505台しか生産されなかったのに対し、デイトナのクーペは5年間で1284台が生産された。

フェラーリ365 GTC/4
フェラーリ365 GTC/4

フィアット127

フィアット127は、現代のAセグメント車の雛形を作ったと言っても過言ではない。127が登場した当時、真にコンパクトな前輪駆動の小型ハッチバックは存在しなかった。だが、実際に127にハッチバックが採用されたのは1972年のことで、それまでは2ドアのみだった。セアトやポルスキ・フィアットがそれぞれのバリエーションを発表したことで、大量に販売されることになった。

フィアット127
フィアット127

ホールデンHQ

1971年に登場したHQは、全く新しいモデルに投資していたホールデンにとって、ステップチェンジを意味するモデルだった。セダン、ワゴン、ユート、クーペ、商用車仕様などを揃えたこのモデルは、3年間で約50万台を販売し、ホールデンの大きな収益源となった。

ホールデンHQ
ホールデンHQ

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