【あれから50年】1971年に登場した注目すべき新車 26選 忘れられたモデルも数多し

公開 : 2021.04.16 18:05

ホンダ・ライフ

N360に続いて登場したホンダ・ライフは、軽自動車としての使い勝手の良さを追求したモデルである。そのため、356ccの水冷2気筒エンジンを搭載しながらも、N360よりも広い室内空間を確保していた。3ドアと5ドア、トランスミッションはマニュアルとオートマチックの2種類が用意され、ホンダが軽自動車から一時撤退する1974年まで生産された。

ホンダ・ライフ
ホンダ・ライフ

ランチア2000

フラビアは忘れられたランチアの1つだが、2000はもっと知名度が低い。2000は、先代モデルと同様にセダンとクーペの2種類があり、基本構造はフラビアから流用した。ノーズとテールが変更されたが、メカニカルな部分はほぼそのまま引き継がれ、1991ccのフューエル・インジェクション4気筒エンジンを搭載し、4速または5速MTで後輪を駆動するものであった。

ランチア2000
ランチア2000

マセラティ・ボーラ

フェラーリにはデイトナ、ランボルギーニにはミウラがあるが、マセラティには初代ギブリの後を継いだボーラがある。しかし、ライバルたちがV12エンジンを搭載していたのに対し、ミドシップエンジンのマセラティは8気筒しかなく、その結果、常に劣等感を抱かれてきた。だが実際には、その名前の由来となった「風」のように、センセーショナルな外観と走りを持っているのだ。

マセラティ・ボーラ
マセラティ・ボーラ

マツダ・グランドファミリア

マツダ・グランドファミリア
マツダ・グランドファミリアは、自動車の歴史の中で最も複雑なモデルの1つであることは間違いない。セダン、クーペ、ワゴンなど数多くのボディスタイル、6種類以上のエンジン(ピストン3種、ロータリー3種)、そして販売された地域によって、808、818、RX-3、サバンナなど複数のモデル名が存在する。さらに、韓国のキアはブリサIIという名でライセンス生産していた。

マツダ・グランドファミリア
マツダ・グランドファミリア

メルセデス・ベンツSL R(107)

SLパゴダの後を継ぐことは容易ではなかったが、R107は18年間という驚異的な期間にわたって素晴らしい働きをし、世界中で相当数の販売を記録した。時代を超越したエレガントで魅力的なSLは、世界中の成功者たちが選ぶクルマだった。6気筒または8気筒エンジンを搭載したR107は、1971年から、より技術的に優れたR129が登場する1989年までに、20万台以上が製造された。販売台数の約66%が米国で占められているのは、まさにメルセデスの思惑通りである。

メルセデス・ベンツSL R(米国仕様)
メルセデス・ベンツSL R(米国仕様)

三菱ギャランFTO

三菱は、1994年に発売した前輪駆動のスポーツ・クーペにFTOのバッジを付けたが、この名前が初めて使われたのは、その23年前に発売された後輪駆動の小型クーペであった。ギャランのフロアパンを短くして作られたギャランFTOは、1.4または1.6L 4気筒ガソリンエンジンを搭載し、最高速度は180km/hに達していた。1975年8月に生産終了。

三菱ギャランFTO
三菱ギャランFTO

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