【フルモデルチェンジ】アウディ新型A3、S3 日本価格は? スポーツバックとセダン、サイズ/内装を解説
公開 : 2021.04.21 13:50 更新 : 2021.04.21 15:03
新型アウディA3 内装
エクステリア同様、インテリアもスポーティで洗練されたデザインでまとめられ、完全にドライバーに焦点が当てられている。
アウディの上級モデルでおなじみの10.1インチのタッチディスプレイを標準装備。
このディスプレイはインストゥルメントパネル中央に一体化しており、手書き文字入力に対応。音によるフィードバックを提供し、また日常会話に対応したボイスコントロールで操作することができる。
メーターパネルは、10.25インチの高解像度液晶ディスプレイにメーター類をはじめ、DIS(ドライバー・インフォメーション・システム)や、地図表示などの機能を融合したアウディ・バーチャルコックピットをオプション設定。
スタイリッシュなコントラストステッチが施されたシート地は、今回初めてペットボトルのリサイクル素材から製作された。
ラゲッジスペースは、A3スポーツバックは定員乗車でも380L、最大1200Lの容量を備えており、フロアの高さは変えることができる。オプションでハンズフリーの電動式テールゲートも設定。セダンのトランク容量は425Lで、先代と変わらない。
新型アウディA3 パワートレイン
日本仕様のパワートレインは、2種類のガソリンターボエンジンだ。
「30 TFSI」は、最高出力110ps/最大トルク20.4kg-mを発生する1.0L TFSIエンジンを搭載。
これは日本に導入されるプレミアムコンパクト・セグメント初のベルト駆動式オルタネーター・スターター(BAS)と48Vリチウムイオン・バッテリーを用いたマイルドハイブリッド・システムを組み合わせている。
低燃費化を図るとともに、加速時にはモーターによるアシストによって走行性能を高めている。駆動方式は、2WD(FF)となる。
「40 TFSI」は、190ps/32.6kg-mを発生する2.0L TFSIエンジンを搭載し、駆動方式はアウディ得意のクワトロ4WDと組み合わされる。
トランスミッションは、いずれも高効率かつ素早い変速を可能にする7速Sトロニック(DCT)。
シフトレバーは新デザインのコンパクトなもので、前方に押したり、後方に引いたりして操作するタイプになっている。
新型アウディA3 シャシー
新型A3は、横置きエンジン用プラットフォーム「MQB」を採用。
キャビン骨格など、ボディの30%(重量比率)に熱間成形スチールを採用することで、高いボディ剛性と軽量化、そして優れた安全性を実現している。
サスペンション型式は、フロントがマクファーソンストラット式。
リアは「30 TFSI」がトーションビーム式、「40 TFSI」が4リンク式。
いずれも、プレミアム・コンパクトらしい、快適な乗り心地と優れたダイナミクスを兼ね備えたスポーティでバランスの取れたセッティングとなっている。
Sラインにはスポーツサスペンションが標準装備され(他グレードではオプション)、硬めの設定と15mm低い車高と相まって、路面とのよりダイレクトなコンタクトを得ることができる。