ルノー・トゥインゴ
公開 : 2014.03.05 20:30 更新 : 2017.06.01 02:13
ルノーはジュネーブ・モーターショーで新しいトゥインゴをワールド・プレミアした。
この4ドア5シーターのスーパーミニは、噂されていた通りリア・エンジン、リア・ドライブが大きな特徴だ。このレイアウトは、1976年のヒルマン・インプから後は、ヨーロッパのファミリー・カーには見られなかったレイアウトでもある。
後輪駆動の利点として特にクイックなハンドリングを持つと予想され、価格的に効果になり大きくなってしまった新しいミニからベスト・ハンドリング・スモールカーの称号を奪うかもしれない。また、このトゥインゴには、ルノースポール・バーションとゴルディーニ・バージョンも計画されている。
新しいトゥインゴは、そのプラットフォームを間もなく発売される新しいスマート・フォーフォーと共有する。また、そのプラットフォームをショート・ホイールベース化したものは、スマート・フォーツーにも使用される。
ルノーはまだトゥインゴのドライブ・トレインについては公表を控えているが、AUTOCARに入った情報によれば、エンジンは3気筒、ギアボックスはマニュアルおよびデュアル・クラッチが用意されるということだ。
ルノーのチーフ・デザイナー、ローレンス・ヴァン・デン・アッカーは、「トゥインゴのスタイリングは、最新のクリオやキャプチャーで確立された新しいファミリー・カーとは別である。」と話している。また、ヴァン・デン・アッカーは、このトゥインゴのデザインは、1992年のルノー・サンクの影響を受けているとコメントしている。
新しいトゥインゴは、旧型トゥインゴよりも100mm短い3500mmのボディを持つという。また、リア・エンジンのメリットは、ホイールベースとインテリア・スペースを伸ばし、オーバーハングが短くなることだという。
確かに、リアにエンジンを搭載することで、リアのブートスペースは失われるが、後部座席を折り畳むなどいろいろな方法でそれをカバーするという。
ヴァン・デン・アッカーは、「実際にはスペースの80%は乗客のためにある。そして、そのレイアウトは、今までにない機敏さをもたらしてくれることになる。それは多くの人にとって歓迎されるべき点なのだ。」と語った。