【モデル間の共通性を強化】フォルクスワーゲン・ポロ 小変更版発表 レベル2の運転支援を獲得
公開 : 2021.04.22 15:25
45年間の歴史で、1800万台以上が生産されたポロがフェイスリフト。ブランド内のデザインの統一性を強め、レベル2の運転支援システムを獲得しています。
8代目ゴルフのデザインとの関係性
フォルクスワーゲンは、コンパクト・ハッチバックのポロをフェイスリフトし発表した。ID.3やゴルフ、アルテオンなどに通じるフロントマスクを与え、モデル間の共通性を強めている。
発表に当たり、フォルクスワーゲンのエクステリア・デザインを率いるマルボ・パヴォーネは、モデルファミリーの結びつきの重要性に触れている。「8代目ゴルフのデザインとの関係性を与えることは、とても重要です」
「クルマをワイドに見せると同時に、(フォルクスワーゲンだと)認識しやすくなります」。水平貴重のヘッドライトやフロントライトなどが、その主要な要素となっている。
ほかにも、標準装備となったLEDヘッドライトに加え、前後のバンパーやテールゲート、LEDテールライトなどもデザイン変更を受けた。LEDヘッドライトには、IQライトと呼ばれるマトリックス技術を採用したものも選択できるようになっている。
テールゲートには新しいブランドロゴが配され、その下にPOLOとモデル名が記される。ホイールベースに変わりはないが、バンパーの形状が変わったため全長はわずかに伸びたという。
レベル2の運転支援システムを獲得
今回のマイナーチェンジに合わせて、ポロでもトラベル・アシストがオプションとして装備できるようになった。パサートには既に導入されている運転支援システムで、機能はレベル2に相当する。
アダプティブ・クルーズコントロールとレーンキープ・アシストを組み合わせ、209km/hまで半自律的に特定の条件下での運転を支援してくれる。また、一般的なレーンキープ・アシストはポロ共通で標準装備だ。
インテリアでは、6.5インチのタッチモニターによるインフォテインメント・システムを獲得。無線通信技術、コネクティビティにも対応する。タッチモニターのサイズは、オプションで9.2インチへ大きくできる。
エアコンの温度調整などの操作は、タッチセンサー式のスライダーで行なう。これは、ゴルフ譲りのものだという。
マルチファンクション・ステアリングホイールは、新デザインのものが標準装備。メーターパネルは8インチのモニター式になっている。
エンジンの選択肢は従来どおり。80psから109psまでの最高出力が選べる3気筒ガソリンターボで、トランスミッションは英国ではデュアルクラッチATのほか、MTも選択が可能。燃費はまだ明らかになっていない。