【アウター系に期待】新型ホンダ・ヴェゼル「オフローダー仕様」もアリ?
公開 : 2021.04.26 05:45
攻めた「過激仕様」も意外にあり?
さて、ルーフキャリアはアメリカ製YAKIMAではどうか?
YAKIMAは北米トヨタディーラーのオフィシャルグッズに登録されている人気オフロードブランドだ。
ホンダの場合、バーチャル開催となった東京オートサロン2021に出展した、「フィットe:HEVクロスター・カスタム」で、ホンダとしてモーターショーなど大型イベントでの展示用として初めてYAKIMAのキャリアを装着した。
ホンダ関係者によると、これはあくまでもコンセプトモデルとして作成するうえで個別に購入した商品であり、オプション設定になるという話ではないようだ。
こうしてエクステリアのカスタマイズを考えていくと、結果的にパワートレインなどを共有する「フィットe:HEVクロスター・カスタム」に近いイメージが沸いてくる。
見方をかえると、これがベンチマークとなり、より過激なカスタマイズをアフターマーケットメーカーが仕掛けていることが想定される。
なにせ、4WDの走りは、e:HEV+リアルタイムAWDによって、同システム搭載のCR-Vに比べて、ボディはひと回り小さく、軽量であるため、かなりハードなオフロード走行もこなす実力があるはずだ。
そうした走りの技術に裏打ちされたうえで、エクステリアのカスタマイズを進めていくと、仕様がドンドン過激になってきそうだ。
流行りの「車中泊」はどうだろう?
インテリアについては、ホンダは「載せたいものが、載る荷室」という表現を使い、後席は「ほぼフルフラット」になる。26インチタイヤのマウンテンバイク2台が入る。
ただし、ホンダが推奨する使い勝手としては、さすがに車中泊というイメージでもない。
シートバックに寝るというより、ディーラーオプションにあるシートバックトレーを活用した、あくまでも効率的な荷室というイメージが先行する。
とはいえ、やはり寝転がってパノラマルーフ越しの夜空を是非楽しみたいものだ。静電タッチ式のLEDルームランプも車内でゆったり過ごすための大きな助けとなる。
新型ヴェゼルの場合、初代ヴェゼルと同じく、車内でずっと過ごす車中泊というより、リアハッチを上げた状態で小川キャンパルのカーサイトタープを張ったり、車外でテントを張るなど、キャンプ場などでのアウトドアライフ向きだと思う。
だが、前述のように過激なエクステリアのカスタマイズが進んだ場合、インテリアでも車中泊を前提としたさまざまな仕様が登場する可能性も否定できない。
繰り返すがキモになるとも、このボディサイズでありながら、2モーターハイブリッドシステムのe:HEVとリアルタイムAWDでの高い走破性により「いろいろなところに行ける」こと。
そうなればやはり、車中泊がしたくなるものだ。