BMW 1シリーズ4ドアは2015年発表
公開 : 2012.05.25 10:41 更新 : 2017.06.01 00:55
BMWは1シリーズのバッヂをつけるリア・ドライブのジュニア・サルーンを、E30 3シリーズ4ドアに代わるモデルとして用意する予定があるようだ。
2020年までに200万台を販売するというBMWの野心的な世界戦略を担うモデルで、北アメリカや中国などの重要なサルーン市場でのベストセラーになることが運命づけられているモデルでもある。
新しい4ドアは、もうすぐ発表される第3世代のアウディA3や、メルセデス・ベンツCLAサルーン、そしてフォルクスワーゲン・ジェッタのライバルとして1シリーズに加わる。発表は2015年で、ベストセラーとなっているBMW3シリーズよりも当然低い価格となる。
しかし4ドア1シリーズが発表される前に、BMWはF22というコードネームの1シリーズ・クーペと、F23というコードネームの1シリーズ・コンバーチブルを2014年に発表する予定だ。
1シリーズ・サルーンを推し進める理由としては、3シリーズ・サルーンが大きくなりすぎたことも上げられる。1975年の導入以来、3シリーズは、長さで269mm、幅で210mm、そして高さで49mm大きくなり、一つ上のセグメントのモデルへと成長した。
1シリーズは、フロント・ホイール・ドライブのミニのプラットフォームを共有しつつ、その駆動方式はリア・ホイール・ドライブになる。そのプラットフォームは、メルセデス・ベンツBクラスや、来年に発売が開始される第3世代のミニのライバルとなる1シリーズのGT(2013年に発表される)にも使われることになる。
新しい1シリーズのためには4気筒と6気筒エンジンが用意されるほか、EVモデルも予定されている。4WDはオプションとなる。
まず最初に1シリーズ4ドアは、ドイツのライプツィヒでハッチバック、クーペ、コンバーチブルと並んで生産されることとなる。長期的には、中国の瀋陽工場と、ブラジルのサンタ・カタリナ工場で生産されることとなる。