【新型GR 86でも設定なるか】こだわりの公式トヨタ86カスタマイズカー 6選
公開 : 2021.05.03 21:05 更新 : 2021.10.13 12:04
大人の提案 上質な「86スタイルCb」
走りではない提案として市販されたカスタマイズカーが「86スタイルCb」だ。
専用のフロントバンパーや丸みを帯びたヘッドライトで独自のフロントデザインとし、インテリアは黒壇木目調のパネルとするなどテーマは「洒落た大人の86」だ。
オプションとなるベージュとブラウンのツートーンカラーは、なんと塗装面の色の境目に段差がないというこだわり。
重ね塗りではなく、工程を増やして塗り分けた、手間のかかる塗装方法で実現している。
2015年2月に、MTモデル418万582円、ATモデル426万3055円で発売された。
サーキット仕様「TRD 14R-60」
トヨタのモータースポーツ活動を担うTRDが「サーキットでの使用を前提」として開発し、2014年10月に市販したのが「14R60」。
「14」は2014年、「R」はレーシング、そして「60」はTRD設立60周年という意味が込められている。
エンジン本体こそノーマルながら、車体を強化しつつアーム類まで専用としたサーキット向けのサスペンションと強力なブレーキを装着。
さらに独自に仕立てたコンパウンドを使ったブリヂストン製の専用タイヤ(RE-11A 3.3T)を鍛造マグネシウムホイールと組み合わせるなど、走りに関する部分へのこだわりが徹底している。
エクステリアにはレーシングカーを彷彿とさせる大胆なディフューザー、リアウイングを装着。インテリアも2シーター化し、前席はフルバケットシートという競技マシンのような仕立てだ。
価格は583万3333円で、100台だけが世に送り出された。
トヨタ本体やその関連会社からのモデルだけでも、これだけのコンプリートカーや特別なモデルが用意された初代86。
それは、86がいかに特別なモデルだったかということを表しているともいえる。もうすぐデビューする新型に今後、どのようなモデルが展開していくかも非常に楽しみだ。