【ついに欧州上陸】韓国ジェネシス 英国・ドイツ・スイスへ展開 今夏販売開始
公開 : 2021.05.04 21:05
ヒュンダイの高級車ブランドが今夏、欧州での販売を開始します。欧州専用モデルも登場するとのことです。
EVを筆頭に大型車から導入
ジェネシスは今夏、英国に上陸する。新型セダンG80のEV仕様を筆頭に、欧州専用モデル、さらに1年以内に2台のEVを発売するという野心的な計画を進めている。
ヒュンダイは、2015年に韓国と米国で同ブランドを立ち上げた。今回、英国、ドイツ、スイスでの販売を皮切りに欧州展開を開始する。
G80と大型SUVのGV80は6月に英国で発売される予定で、EVの「エレクトリファイドG80」(他の地域では370psのデュアルモーターを搭載)が顧客に届けられる最初のモデルとなる。
ジェネシスは、英国でどのパワートレインを導入するかについてはまだ詳細を明らかにしていないが、欧州の道路用に特別にチューニングされたモデルであるとしている。
ジェネシスで最も大きなモデル(G80とGV80)を最初に発売するという決定は、ブランドのプレミアム性を確立するためのものであると考えられる。
両モデルの後には、小型セダンG70と中型SUVのGV70が「すぐに」続く予定で、1年以内に「欧州専用の製品」が登場するという。
オンラインでの販売がメイン
また、英国での販売開始後1年以内に、2台のEVが登場する予定だ。
詳細は明らかにされていないが、一方は都市型コンセプトカーの「Mint」またはグランドツアラー・コンセプト「X」の市販モデルになると思われる。ジェネシスによると、オンライン中心の販売モデルと顧客サービスの重視により、プレミアムな体験を提供することに注力するという。
また、「透明性」のあるセット価格を設定し、モデルの仕様を限定していく。サービス、ロードサイド・アシスタンス、無線によるソフトウェア・アップデートを含む5年間のケア・プランが価格に含まれているほか、クルマのサブスクリプション・サービスも提供する。
クルマの購入は、すべてオンラインで行うことができるが、実物を見てから購入したい人のために、ロンドン、ミュンヘン、チューリッヒに「スタジオ」を開設する。
また、すべての顧客にはパーソナル・アシスタントが割り当てられ、購入以後の唯一の窓口となる。