【なぜ?】クルマのナンバー「・358」が増えているワケ もう名古屋では抽選対象に
公開 : 2021.05.08 05:45 更新 : 2022.03.25 18:49
車種や地域で偏りがある「・358」
一般社団法人全国自動車標板協議会が2019年の東京モーターショー会場で配布したデータによると、普通車(3ナンバー)では全国25の地域で「・358」が10位内に入っている。
小型車(5/7ナンバー)では38地域、軽自動車にいたってはなんと75の地域で10位内にランクインしている。
358は軽自動車で圧倒的に多いナンバーということになる。
また首都圏で「・358」が普通車、小型車、軽のすべてにおいて10位内にランク入りしている地域は「世田谷」のみ、小型車と軽では「越谷」がランクインしている。
「品川」「足立」「練馬」「杉並」「多摩」「八王子」「横浜」「相模」「川崎」「湘南」「千葉」「成田」「習志野」「袖ヶ浦」「野田」「柏」「大宮」「川口」は、「・358」の10位内のランク入りは全車種でゼロ。
いっぽう、「・358」がランキング1位になっている地域もある。
普通車/軽自動車、地域によって偏り
普通車においては存在しないが、小型車(5/7ナンバー)では「郡山」「盛岡」「前橋」「奄美」、軽乗用車においては「盛岡」「前橋」「豊橋」「岐阜」「福山」「鳥取」「島根」「大分」「沖縄」が1位となっている。
なお、「福岡」「久留米」「佐賀」「長崎」「熊本」「宮崎」「鹿児島」「奄美」では2位。
九州は軽自動車の比率が高いことも関係しているのだろうか。
ちなみに興味深いのは、軽自動車と愛知県の組み合わせである。
「名古屋」「三河」「岡崎」「尾張小牧」「一宮」「春日井」「豊橋」のすべてで「・358」が10位内に入っているが「豊田」だけはランク入りなし。
トヨタ自動車のおひざ元では、そもそも軽自動車が少ないため、軽自動車オーナーが選びがちな「・358」も少ないということかもしれない。
なお、「・358」をナンバーの数字に選ぶ軽自動車の数は全国で6番目となっている。
それでは、多くの人々が選んでいる「・358」という数字。一体どんな意味があるのだろうか?
まずは「・358」を選んでいる方にお声掛けし、直接聞いてみた。
なぜ「・358」? 聞いてみた。
直接話を伺った横浜市在住O氏を始め、インターネット上の情報を織り交ぜてまとめると、以下となる。
・仏教に関係している(釈迦が悟りを得たのが35歳8か月である)
・風水では「38」は創造性を高める数字とされ、また「5」は財運アップの数字、「ご縁」(五円)につながる数字
・聖書では358が聖なる数字、666が悪魔の数字とされている
・西遊記に関わる数字で、沙(3)悟浄、孫悟(5)空、猪八(8)戒が三蔵法師を護る=クルマを災厄から護る
などなど、358が幸運なナンバーであるという様々な理由が出てきた。
他に理由はあるのだろうか?
クルマのナンバーなど数字を使った数秘術とカードリーディングで金運や恋愛運などを占っている蝶涼太氏に理由を尋ねてみた。