横浜にフェラーリ・ディーラー、ニコル・コンペティツィオーネが誕生
2014.02.19
新たにフェラーリの正規ディーラーとなった、ニコル・コンペティツィオーネが、横浜市のみなとみらい地区、ランドマークタワーに隣接するロケーションに、ショールームを2月12日に開設した。
ニコル・コンペティツィオーネは、フェラーリにとっては東京に続くビッグマーケットともいえる横浜市を中心に、神奈川県や静岡県などをテリトリーとする新規ディーラー。ショールームのオープニングセレモニーには、同社代表取締役社長、ニコ・ローレケ氏を始め、フェラーリ・ジャパンのプレジデント&CEO、ハーバート・アプルロス氏。またイタリア大使館の経済商務部から、ピエルルイジ・トロンベッタ氏、ラウラ・ピリーノ氏の両氏を迎え、フェラーリのCIで統一された最新のショールームで華やかにセレモニーは進められた。
フェラーリの伝統でもあるモータースポーツの世界にも造詣の深いローレケ氏は、「フェラーリのモータースポーツに対する情熱や、プレミアムブランドとしてさらなる高みを目指す姿勢が、我々の企業哲学のベースにあるものと共通であること。そして35年にも及ぶ高級車のセールスから得た最高レベルのノウハウを、フェラーリの正規ディーラーとして積極的に活用していきたいとコメント。コンペティツィオーネという社名から期待が高まる、モータースポーツへの進出や、コルセ・クリエンティ、F1クリエンティ扱いのフェラーリ製レーシングモデルの販売に関しては、ローレケ氏は「正規ディーラーとしての活動をスタートさせたばかりであり、まずはロードカーの販売に集中する。残念ながら現在の段階では計画はない」としている。
一方フェラーリ・ジャパンのアプルロス氏は、「ニコル・グループとの正規ディーラー開設の交渉には4年以上のという長い時間を費やし、ベストなタイミングを判断しました。ニコル・コンペティツィオーネとの新たなパートナーシップによって、横浜市を中心とするこのテリトリーは、フェラーリにとってさらに魅力的な存在となるでしょう。フェラーリは昨年、今後の年間生産台数をブランドのプレミアム性を維持するために7000台以下とする決定を下しました。我々はカスタマーの満足度をさらに高めていくことで、企業としてのさらなる成長を考えていきたい。ニコル・コンペティツィオーネは、その成長のためのベストパートナーである」と語った。
フェラーリは、昨2013年に6922台の世界販売を記録。日本市場はこの中で380台を占めているが、これは対前年比では20%以上のプラスという結果になる。ニコル・コンペティツィオーネが日本のディーラーネットワークに加わったことで、2014年にはさらなる数字を期待したいところだが、成功のカギはもちろんフェラーリ・ジャパンがどれだけの台数を、日本市場向けに確保できるのかにある。ニコル・コンペティツィオーネとフェラーリ・ジャパン。この新しい関係が生み出すシナジーに、大いに期待したいところだ。
(山崎元裕)
店舗住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1
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営業時間:10:00〜19:00
定休日 :月曜日(祝日の場合は営業)
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