【傾向と対策】F1世界選手権 全23コース紹介 バーレーンからアブダビまで
公開 : 2021.05.09 18:05 更新 : 2021.07.12 18:31
第8戦:レッドブル・リンク シュタイアーマルクGP(6月27日)
中止されたカナダGPに代わり開催。
特徴
レースには最適。ここでは素晴らしいレースが見られます。世界でも有数の短いレイアウトなので、予選でのタイム差は非常に大きいのです。ドライバーには大きなプレッシャーがかかりますし、かなり過酷なコースです。
セットアップ戦略
1周の前半では良いブレーキングとトラクションが必要で、後半では良いフロントエンドが必要です。つまり、すべての要素が必要ということです。
ベストなオーバーテイクスポット
丘の上の第3コーナーに入るところ。
ラップタイムに重要なコーナー
おそらく第1コーナーでしょう。
難しいゾーン
中盤の2つの左コーナーもトリッキーですが、最後の2つのコーナーが最もきついと思います。
最多勝利
アラン・プロスト(1983年、1985年、1986年)。すべて同コースがエステルライヒリンクと呼ばれていた頃。
第9戦:レッドブル・リンク オーストリアGP(7月4日)
前述のシュタイアーマルクGPと同じ。カナダGP開催中止を受けて、レッドブル・リンクでの2連戦となった。
第10戦:シルバーストン イギリスGP(7月18日)
特徴
高速で流れるようなサーキットで、ドライバーたちも楽しんでいます。
セットアップ戦略
最近では、必ずしも最大のダウンフォースが必要というわけではありません。最近のマシンは空気抵抗が大きいので、ダウンフォースを減らすことでパフォーマンスを上げるチームもあります。重要なのは、高速コーナーで自信を持たせることですが、その際には抵抗のレベルにも注意を払う必要があります。
ベストなオーバーテイクスポット
今はいくつかあります。ブルックランズへの下りとハンガー・ストレートが一番わかりやすいと思います。
ラップタイムに重要なコーナー
マゴッツ/ベケット/チャペルの複合コーナーです。
難しいゾーン
繰り返しになりますが、ベケットの複合コーナーです。特に風の影響で非常にトリッキーになる可能性があるので注意が必要です。
最多勝利
ルイス・ハミルトン:7回(2008年、2014年、2015年、2016年、2017年、2019年、2020年)
第11戦:ハンガロリンク ハンガリーGP(8月1日)
特徴
非常にチャレンジングなサーキットで、ドライバーが良いラップタイムを出すには、リズムをつかむことが必要です。
セットアップ戦略
中盤のセクターで積極的な方向転換ができるマシンが必要です。また、ダウンフォースが大きいことも非常に有効です。
ベストなオーバーテイクスポット
ターン1はもちろんのこと、ターン2でのオーバーテイクも見られます。
ラップタイムに重要なコーナー
第4コーナーから第9コーナーまでのミドルセクターすべてです。1つのコーナーから次のコーナーへとつながっています。
難しいゾーン
同じく第4コーナーから第9コーナーまで。
最多勝利
ルイス・ハミルトン:8回(2007年、2009年、2012年、2013年、2016年、2018年、2019年、2020年)