【クルマ&支払いどうなる?】もしも納車前に購入者が死亡したら……

公開 : 2021.05.18 05:45  更新 : 2021.10.13 12:13

支払い中に不幸があった場合は?

では、すでに納車されてクレジット契約などに基づき支払い中に不幸があった場合はどうなるのだろうか。

最近では残価設定クレジット(いわゆる残価設定ローン)で購入するユーザーも増えており、珍しくないケースといえる。

ショールームの新車
ショールームの新車    シャッターストック

この場合は車両の所有権は販売会社ではなく、信販会社などにあるため、その後の判断は信販会社などに委ねられるのだが、基本的には車両を回収して残債を清算する、というのが一般的とのこと。

ただし、車種によっては車両を売却しても残債が清算できない可能性もあるため、その場合は残念ながら遺族へ請求がいく場合もあるようだ。

また、故人が愛用していた車両ということで、遺族が車両を引き継いで支払いを継続していくケースもあるとのことだが、その場合は当然ながら再度審査などが必要になることもあり、この辺りは信販会社などとの相談ということになる。

前述のように新車が生産される前、もしくは登録後に納車される前に不幸があった場合でも、遺族が引き継いで所有するというケースはあるようなので、その後の対応は販売会社と要相談ということになるとのことだ。

新車を契約するという、クルマ好きにとってはかなり上位に位置する幸せな瞬間に最悪の事態を考える人はまずいないとは思うが、そういった場合はこのような対応になるということは話のタネに覚えておいてもいいかもしれない。

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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