【プリウスを引き合いに】全米で1番売れるクルマ、フォードF150にEVモデル 現地5/19発表へ
公開 : 2021.05.14 06:45 更新 : 2021.07.08 12:58
アメリカで販売台数No.1のクルマは、フォードのピックアップトラック。ついにEV仕様が登場します。同社CEOが、プリウス、モデル3を引き合いに予告メッセージを発表。
EV仕様は「F150ライトニング」
text:AUTOCAR JAPAN編集部
米フォードは、アメリカを象徴する自動車の1つ、フルサイズ・ピックアップトラック「フォードF150」のEV仕様を発表すると明らかにした。
1948年に販売が始まったFシリーズは、昨年6月に14代目となる新型にフルモデルチェンジを果たしている。
農作業や建設業のために開発されてきたFシリーズだが、1990年代以降、日常生活のなかでピックアップトラックを使うライフスタイルが浸透。
乗用化とともに、ピックアップトラックの多気筒エンジンモデルや、高級グレードの需要が拡大し、市場競争は激しくなっている。
それでもFシリーズは、米国における乗用車を含めた全モデルの中で、約40年にわたり販売台数ナンバーワンを連続で記録してきた。
フルEV仕様の誕生はマーケットに大きなインパクトを与える可能性があり、同社のジム・ファーリーCEOは、「時に新型車の登場というのは、現状を打破し、ゲームチェンジをもたらします。モデルT、マスタング、プリウス、モデル3がそうでした。次は、F150ライトニングです」というメッセージを発表。自動車の歴史に変革の一石を投じた名車になぞらえた。
EV仕様の発表は現地時間の5月19日に行われ、生産は来春に始まる。