メルセデス・ベンツ・シタン
公開 : 2012.02.03 10:01 更新 : 2017.06.01 00:54
メルセデス・ベンツは、長らくの間製造が中止されていたヴァネオ・コマーシャルバンに、ルノー・カングー・ベースの後継モデルを登場させる。メルセデス・ベンツ・シタンと呼ばれる前輪駆動のデリバリーバンは、今年後半に販売が開始されるのに先駆けて、9月のハーノバー商用車ショーで発表される予定だ。
3つの異なるホイールベースと、5つのボディ体系が用意され、搭載されるエンジンは59bhpから108bhpまで。CNGとLPG使用も用意される。
年間70万台に成長した一般商用車市場において、シタンは4%の市場占有率を狙う。それは、1年につき2万8千台から3万5千台を販売する予定だ。「われわれは、シティバン市場でもアドバンテージを得るようにしたい」と、メルセデス・ベンツのバン事業部のフォルカー・モーヒンウェグはコメントしている。
シタンとは、都市ーcityと、巨人ーtitanから造られた造語だ。その価格の上でも、フォルクスワーゲン・キャディ、シトロエン・ベルリンゴ、フィアット・ドブロとその姉妹車、ルノー・カングーと競合することになろう。なお、このシタンは、フランスのモーブージュ工場で生産が行われる。