【簡単「家感」】気軽にキャンピングカー仕様 「カーサイドタープ」のススメ
公開 : 2021.05.28 05:45 更新 : 2021.07.27 14:43
昨今、キャンプに注目が集まっています。カーサイドタープを使用している筆者が魅力と注意点を紹介します。
簡単変身 キャンピングカー仕様に
長引くコロナ禍で、キャンピングカー人気はますます高まっている印象がある。
ネット上では連日のように、新型キャンピングカー関連記事が掲載され、テレビでも「大人の遊び方」といった括りで多様なキャンピングカー生活が紹介されている。
また、新型量産車でもSUVの場合は必ずといってよいほど、テレビや雑誌のCMや自動車メーカーのホームページに、キャンプ場で家族団らんする風景が描かれるようになった。
キーワードは「ニューノーマル(新しい生活様式)」であり、「3密を避ける自由な移動」また「リモートワーク」といった表現が数多く見られる。
こうした中で、幅広い層に人気なキャンプグッズが「カーサイドタープ」だ。
タープといえば、防水加工した大きな布を指し、日よけや雨よけに役立つ。
クルマを使わない場合でも、キャンプ用品として使われることが多い。そんなタープをクルマに装着するのが、カーサイドタープである。
ミニバン、SUVはもとより、セダンから軽まで、普通のクルマが簡単にキャンピングカー仕様に変身するようなイメージだ。
カーサイドタープにはさまざまなタイプがあるが、筆者(桃田健史)は実際に複数のモデルを購入してさまざまなシチュエーションで使っている。
そうした体験を通じての感想を含めて、カーサイドタープを紹介していきたい。
2つのタイプ「カーサイドタープ」
カーサイドタープの定義はとくにないようだが、アマゾンや楽天では、カーサイトタープというカテゴリーが存在し、検索すると多様なモデルの情報が出てくる。
こうした各モデルをみれば分かるように、カーサイドタープの基本形とは、タープの片方が地面についていて、その反対側がクルマに装着されている。
また、取付位置では、カーサイドのサイド(側面)に設置する場合と、SUVやミニバンなどのリアハッチを明けた状態のクルマのリア(後方)に設置する場合の、大きく2つのパターンがある。
さらに、カーサイドタープの発想の源ともいえるのがサイドオーニングだ。
イメージとしては移動販売車のようにクルマの側面の横方向に伸びる日よけである。中型から大型の本格的なキャンピングカーでは車体ルーフでの備付けになっている場合が多く、中には電動式開閉するタイプもある。
欧米型の本格的なサイドオーニングをハイエース・バンのミドルルーフやハイルーフ、またNバンなどに後付けする人も増えてきたが「ユーザーへの直接販売はしておらず、取付は専門業者でお願いしている」(フィアマの日本代理店)という。工賃含めて10数万円以上になる場合が多い。
そこまで手間やコストをかけなくても、気軽にサイドオーニングっぽいことがしたいという人も多いと思う。