【簡単「家感」】気軽にキャンピングカー仕様 「カーサイドタープ」のススメ
公開 : 2021.05.28 05:45 更新 : 2021.07.27 14:43
新車にオプションで装備もできる?
普通のタープの片側をクルマに結び付けてカーサイドタープとして使う人も多い。
一方で、商品カテゴリーとしてカーサイドタープといわれるものは、タープの全体、またはタープの上部にテントのようにアルミ製ポールを骨組みとしてタープに張りを持たせることで、風雨に対する耐久性と安定性を維持している。設営にかかる時間も短い。
人気が高い商品は、ブランド名「オガワ」のキャンパルジャパン製品で、タープのサイズによって3タイプ。
小さい方から「カーサイドタープAL II」(2万5300円/税込)、「カーサイドシェルター」(3万7400円)、そしてわが家にもある「カーサイドリビングDX II」(5万600円)だ。
このほか、ロゴスの「neos ALカーサイドオーニングAL」(3万800円)、またわが家で先日買ったコールマンジャパン2021年新作「カーサイドテント/3025」(3万9800円)などがある。
アフター市場以外では、正規販売新車のオプション装備として、シトロエン「ベルランゴ」で「カーサイドタープ」。国産車にはカーサイドタープの設定はないが、トヨタ「シエンタ」に「バックドアタープ」(3万800円)、またNバンに「テールゲートカーテン」(2万4200円)という純正アクセサリーが用意されている。
「クルマが家に」 ゆったり感覚
筆者は各種カーサイドタープを、ハイエース・バンやNボックスに装着して使っている。
どちらも慣れれば、設営も撤収も15~20分程度でおこなえる。
ペグが打てない舗装路の上では周囲の石などを土のう袋につめて重しに使う。ペットボトルに水を入れて使うだけでは重量不足で強風でタープが浮き上がる。
さて、定常的に使って思うのは「クルマが家になった」ようなゆったりとした感覚を得られることだ。
わが家のハイエースは、バンコン(バンコンバージョン)のライト仕様なキャンピングカーなのだが、それでもカーサイドタープ装着で「家感(いえかん)」が高まるし、Nボックスでは「クルマから家に激変する」ような感覚がある。
一方で、設営できる場所は限られている。
自治体が運営する海や山の公営駐車場、高速道路のSA/PA、そして道の駅などは駐車マスをこえて車外に広がる物は原則NGだ。
設営OKなのは、車乗り入れ可能なキャンプ場やRV協会が認定してRVパークなどの有料施設、または地元自治体など管理者が乗り入れを事実上認めている河川敷などだ。
設営も簡単なので、イメージとしては郊外にいけば気軽にカーサイドタープを張れるイメージを持っている人も多いかもしれないが、使える場所は限定的だ。
皆さんには適材適所で、カーサイドタープの魅力を満喫していただきたい。