タタ、ゼストとボルトでヨーロッパ市場に参入

公開 : 2014.02.25 20:30  更新 : 2017.06.01 02:14

このAUTOCARの独占画像は、ジュネーブ・モーターショーで発表されうタタ・ゼストとボルトだ。このモデルをして、タタはスペイン、イタリア、トルコのディーラーで販売を予定している。

タタ・ボルトはBセグメント・ハッチバック、ゼストはコンパクト・サルーンで、共にタタのビスタX1プラットフォームをベースにしたモデルだ。しかし、そのボディ・パネルは再設計されている。

ゼストはインドにおける税制優遇処置を受けるため、全長は4m以下である。また、タタはZFが開発を行った電子制御のパワー・ステアリングを新たに両モデルに与えている。また、ヨーロッパへの進出に伴い、フロント・サスペンション・ストラットを中心に乗り心地を改良するための施策もなされている。

エンジンは、タタの新しいレボトロン・エンジンが搭載される。これは84bhpの1.2ℓガソリン・ターボで、14.2kg-mのピーク・トルクの80%が1000rpm以下から得られるフレキシブルなエンジンだとタタはコメントしている。ソフトなターボ・エンジンを目指したということだ。また、ダッシュボードのボタンによって、より鋭いスロットル・レスポンスを得ることのできる “スポーツ”モードを選ぶこともできる。

ディーゼル・モデルのゼストとボルトは、フィアットから供給される1.3ℓマルチジェットを搭載する。

ダッシュボードは一新され、ハーマンと共同開発したタッチ・スクリーンのインフォテーメント・システムを持つ。これはスマートフォン連携やナビゲーションなどの機能を持つものだ。

タタは売り上げが急落しているが、果たしてそれをこの2台でストップすることができるのだろうか。

▶ 2014 ジュネーブ・モーターショー

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