【詳細データテスト】ミニ・コンバーチブル らしさ健在の走り 角の取れた乗り心地 実用性もほどほど
公開 : 2021.05.29 20:25
使い勝手 ★★★★★★★☆☆☆
インフォテインメント
いいニュースと悪いニュースがある。
いいほうは、このミニにはタッチ式ディスプレイが装備されず、画面に指紋をつけたくないひとにはありがたいロータリー式入力デバイスが備わっている。しかも、メニューの構成が再考された新型システムで、ホーム画面は好みに合わせてカスタマイズが可能。しかもレスポンスがよく、画面はクリアだ。
悪いほうは、スマートフォンのミラーリング機能が有償オプションで、しかもApple CarPlayしか対応しないこと。ただし、USB接続とミニ・コネクテッドアプリを経由すれば、Apple以外の端末でもネットワークサービスが利用できる。
どのみちそのオプションパックを選べば、純正ナビがついてくるのだが。しかし、もしもワイアレス充電を追加したいなら、2400ポンド(約33.6万円)のナビゲーション・プラスパッケージへのグレードアップが必要だ。
純正ナビは非常に出来がいい。音声入力は一貫して楽にできる。また、600ポンド(約8.4万円)のハーマンカードン製プレミアムオーディオシステムもすばらしい。とはいえ、価格を考えればそれも当然だ。
燈火類
LEDヘッドライトは標準装備で、マトリックス・アダプティブビーム機能がオプション設定されるが、テスト車は未装着だった。明るさはかなりのもので、ロービームのレベルも上々のセッティングだ。
ステアリングとペダル
ペダルは良好なサイズで、配置も上々。操作しやすく、踏面は滑りにくい。ブレーキペダルの広さは、左右どちらの足でも届きやすい。