【ひと目惚れ】全長4mのキャンピングトレーラー レトロで可愛い「ロデオ・ミニ」

公開 : 2021.05.31 11:25  更新 : 2021.10.11 11:31

キャンピングカーブームでも、トレーラーは敷居が高いと感じます。けん引免許が不要で、全長4mならどうでしょう。レトロな見た目の1台をご紹介します。

ロデオ・ミニ13ftとは

text&photo:Hidenori Takakuwa (高桑秀典)、AUTOCAR JAPAN編集部

ひとえにキャンピングカーといっても、そのサイズ・種類・装備は実にさまざま。

今回ピックアップしたのは、コロっとした見た目が愛らしいキャンピングトレーラーの「ロデオ・ミニ13ft」だ。

ロデオ・ミニ13ftは、カーショップスリーセブン(福岡県)が販売するコンパクトなトレーラー。東京都のボナンザも正規取扱店となっている。
ロデオ・ミニ13ftは、カーショップスリーセブン(福岡県)が販売するコンパクトなトレーラー。東京都のボナンザも正規取扱店となっている。    AUTOCAR JAPAN編集部

白地に赤いデコラインが入った丸みのあるフォルムは、時代に左右されない味わいがあり、どんなヘッド車と組み合わせるか想像するだけでもワクワクする。

ロデオ・ミニ13ft(13フィート=約4m)の大きさは、全長4040×全幅2060×全高2500mmというもの。

ファイバーグラス製のお椀を、向き合うように重ねたボディ構造は、強度に優れ、ルーフに継ぎ目がないので防水性も高い。

13ftは、「このぐらいが使いやすい」と思えるサイズと、日本のけん引免許が不要な重量に抑えられていながら、実用的なレイアウトも採用している(車検・自賠責・車庫証明は必要)。

つまり、ダイニングスペース、キッチン、寝室が一体となった車両を、クルマで好きな場所に運べるキャンピングトレーラーの魅力を、コンパクトなサイズで楽しめるのだ。

室内はオールドアメリカン

ラインナップは2種類あり、フロント側が2段ベッド(ソファ展開可能)となっている「タイプI」と、その場所をトイレ、シャワー、クローゼットにした「タイプII」が用意されている。

撮影したのは前者で、室内高1850mmを確保した車内は、暖かみがあってどこか懐かしい空間だというのが第一印象。

ロデオ・ミニ13ftタイプIの室内。後方のダイネットに向かって撮影。
ロデオ・ミニ13ftタイプIの室内。後方のダイネットに向かって撮影。    AUTOCAR JAPAN編集部

壁と天井にはカーペットのような生地が貼り込まれているのだが、これには室内の気温を夏は涼しく、冬は暖かく保つ機能のほか、会話を外に漏らさない防音効果もあるという。

アメリカンテイスト溢れるキッチンまわりは、コンロ、温水対応シンク、換気用小窓、上部収納庫、引出し式収納などを装備したギャレーなので、手の込んだ料理も作ることが可能。

また、後部のダイネットスペースは、数分の作業で縦1950×横1310mmのダブルベッドに展開できる。

標準装備を列記すると、断熱加工、クッション・フロア、12Vライト(シンク上)、アイスBOX、シンク、清水タンク(45L)、排水タンク(80L)、ベッドクッションマット、インテリアウッド、ガスコンロ2口、LED外灯、カーテン、スペアタイヤ、セーフティチェーン、リアジャッキスタビライザー、外部入力電源コード100V、サブバッテリー80Ah、クランク式ウインドウ、バッテリーチャージ、入口左のクローゼット、変圧器(100V)、テールライト、LED車幅灯、給水ポンプ12V、シティウォーター、冷蔵庫54L 3Way、スライド式網戸、コンロ上部小窓、消火器、リアヒッチメンバー、LEDインテリアライトと、充実した内容となっている。

記事に関わった人々

  • 高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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