【詳細データテスト】シトロエンC4 狭いスイートスポット 穏やかに走るのがベスト 快適性は要改善

公開 : 2021.06.05 20:25

使い勝手 ★★★★★★★☆☆☆

インフォテインメント

C4全車に、デジタルメーターとともに標準装備されるのが、10.0インチのタッチ式画面を用いるインフォテインメントシステムだ。スマートフォンとのミラーリングはUSB−C経由で、AppleにもAndroidにも対応する。

エントリーグレード以外にはヘッドアップディスプレイや追加分のUSB充電ポート、サブスクリプションのデータサービスを利用できる純正ナビも装備される。テスト車の装備内容は最上級仕様で、標準仕様よりスピーカーが2台多い8スピーカーのオーディオと、後席用のUSB充電ポートも加わる。

エンタテインメント系の装備は、エントリーグレードでも充実。基本操作を行う実体スイッチが備わるのも便利だが、もう少し多くの機能をスイッチ操作式にしてもらいたかった。
エンタテインメント系の装備は、エントリーグレードでも充実。基本操作を行う実体スイッチが備わるのも便利だが、もう少し多くの機能をスイッチ操作式にしてもらいたかった。    OLGUN KORDAL

シトロエンのタッチ画面式システムは、実体型の音量調整ノブとホームボタンを持ち、基本的なレベルの操作性を高めている。とはいえ、使い方のわかりにくい機能もいくつかあるので、もっとスイッチを用意してほしかったところだ。

純正ナビのマップはシンプルだがクリアで、矢印は目で追いやすく、使いはじめから会話調の音声入力ができる。

燈火類

LEDヘッドライトと固定式コーナリングライト機能は標準装備で、中間スペックのシャインには自動ハイビームも加わる。日が長くなったので、テスト中にライトの性能を試す機会には恵まれなかった。

ステアリングとペダル

ペダルのポジションは、スロットルよりブレーキがわずかながら高いのが気になるところもあるが、おおむね上々だ。ステアリングコラムは、テレスコピックの調整幅がやや足りない。

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