アウディTT発表

公開 : 2014.03.04 22:55  更新 : 2017.06.01 02:13

アウディTTがジュネーブ・モーターショーで発表された。

この秋から発売が予定されている第3世代のアウディTTは、前モデルよりもより軽く強力なパフォーマンスを持っている。そのシルエットは、先代を基本的には引き継いでいるが、より滑らかで、バリっとしたラインで形成される。パワートレインは、強力な4気筒エンジンと、第5世代のハルデックス4WDシステムが与えられているのも特徴だ。

アウディの技術責任者であるウルリク・ハッケンバーグは、その可変ダンパーと可変電動パワーステアリングを持つ新しいアルミニウム・シャシーは、ドライブすることがより楽しくなるとコメントしている。

この新しいクーペのデザイン上の特徴や、よりアグレッシブになったフロント・エンドにある。6角形のグリルと、LEDヘッドランプ、より輪郭がはっきりとしたクラムシェル・ボンネットなどでそれらは構成される。また、トップ・モデルであるR8と同様、4リングのエンブレムはグリルではなくボンネット先端に付けられるようになった。

リア・ビューは、先代よりも更に張り出したホイールアーチを持ち、ヘッドランプからテールランプまではアウディがトルネード・ラインと名づけたラインで結ばれる。また、先代よりも丸くないリア・スタイルには、120km/hで自動的にせり上がるスポイラーが取り付けられる。

サイズは珍しくダウンサイジングされている。全長4180mm、全幅1832mmmと、先代よりも20mm短く8mm狭い。高さは1353mmと同じだ。

そのシャシーはMQBプラットフォームが使われており、ホイールベースは2505mm。これは先代よりも37mm長い。ブートスペースは305ℓと13ℓほど大きくなっている。

アウディTTは、その重量をできるかぎり抑えるためにハイブリッド・コンストラクションが使用される。フロアパンは、高張力鋼板とアルミニウムの組み合わせ。ボンネット、ウイング、ルーフ、ドア、テールゲートはアルミニウム製だ。エントリー・モデルのFWDでは、その重さは50kgほど軽減された1230kgとなる。

現時点で明らかにされているパワートレインは、3つの4気筒エンジンと、2つのギアボックスだ。

ガソリン・エンジンは、230hp、37.7kg-mバージョンがFWDのTTに、そして310ps、38.7kg-mバージョンがトップ・モデルのクワトロTTSに搭載される。TTSは、0-100km/h加速4.7秒、トップ・スピードはリミッターで250km/hに制限される。

ディーゼル・エンジンは184ps、38.7k-gmの2.0ℓTDIコモンレールだ。このエンジンは、23.8km/ℓの燃費と110g/kmのCO2排出量を持つ。

すべてのエンジンは6速のマニュアルが標準で、6速Sトロニック・デュアル・クラッチがオプションとなる。また、すべてアイドリング・ストップ・システムを持つ。

TTおよびTT 2.0TDIはFWD、そしてTTSはクワトロが標準で装備される。

▶ 2014 ジュネーブ・モーターショー

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