【褒めどころ沢山の純EV】アウディQ4 50 eトロン・クワトロへ試乗 VW ID.4の兄弟 前編

公開 : 2021.06.22 08:25  更新 : 2021.11.11 13:19

印象的なまでに広い車内空間

各グラフィックの設定は、スタンダードとバーチャル、バーチャル・プラスの3種類から選択可能。運転環境としても整っており、ドアには大きなボトルホルダーのほか、便利そうな小物入れが用意されている。

効率に優れるMEBプラットフォームによる、2764mmという長いホイールベースのおかげで、車内は印象的なまでに広い。特にリアシート側は、競合モデルとなるBMW iX3やメルセデス・ベンツ EQAなどより足元空間に余裕がある。

アウディQ4 スポーツバック50 eトロン・クワトロ(欧州仕様)
アウディQ4 スポーツバック50 eトロン・クワトロ(欧州仕様)

リアシートはバッテリーが搭載される都合上、フロントシートより着座位置が70mm高い。頭上空間はそのぶん狭くなるが、見晴らしの良い視界が得られる。

フロアはフラットで、従来のクルマのようなトランスミッション・トンネルは不在。リアシート中央の席に座っても、足の置き場に困ることはないだろう。

Q4 スポーツバックeトロンの荷室容量は520L。通常のSUVボディのQ4より5Lだけ少ない。開口部は高めだが、平坦で利便性は良さそうだ。

ID.4と同様に、フロントのボンネット下におまけの荷室は用意されていない。駆動系の制御機器と、エアコンのコンプレッサーで専有されている。

英国でQ4 スポーツバックeトロンの販売が開始されるのは、6月下旬から。 今回の50の他に、35と 40のeトロンが用意される。35の最高出力は170ps、40は最高出力203psの後輪駆動だが、試乗車は50 eトロン・クワトロで四輪駆動となる。

この続きは後編にて。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事