【マッハEに続く新型車】フォード次期EV フォルクスワーゲンと兄弟車に 米国テイスト強調か
公開 : 2021.06.04 06:05 更新 : 2021.07.08 13:04
VWの兄弟車を60万台生産
フォードは、2023年から2029年の間に、MEBプラットフォームを搭載したEVを60万台以上生産することを計画しており、新型クロスオーバーに続く第2、第3のモデルの登場も示唆している。
フォルクスワーゲン・グループのヘルベルト・ディースCEOは以前、2台目のモデルがあればフォードへのMEBコンポーネントの供給が「ほぼ2倍」になるとしており、市場への訴求と価格の手軽さを重視する姿勢は変わらないことを示唆している。
今後登場するフォードのEVが、どのフォルクスワーゲン車と兄弟車になるかは不明だが、フォードがSUVラインナップの拡大に力を入れていることを考えると、2025年頃に予定されているフォルクスワーゲンの都市型クロスオーバーが候補として考えられる。これはフィエスタの後継モデルとなる可能性もある。
しかし、ロウリーは、「フォードは独自のバッテリー・エレクトリック・プラットフォームを持っており、今後もその一部を欧州でも使用する予定です」と述べており、MEBベースのクルマは欧州でのEVラインナップの一部に過ぎないことを示唆している。
ロウリーは、フォルクスワーゲンが中型車セグメントで比較的強いことを、今回の提携の主な動機として認めている。