マセラティ・アルフィエーリ、デビュー
公開 : 2014.03.04 22:40 更新 : 2017.06.01 02:14
マセラティはジュネーブ・モーターショーでジャガーF-タイプやポルシェ911のライバルとなるアルフィエリを公開した。アルフィエリとは創始者マセラティ兄弟の1人のファースト・ネームだ。
このモデルは、A6GCSにインスピレーションを受けたデザインがされているが、ノスタルジックなモデルではないと、マセラティは語っている。
シャシーはグランツーリスモMCストラダーレがベース。全長は4590mm、全幅は1930mm、全高は1280mmで、ホイールベースは2700mmだ。パワートレインは、グランツーリスモのトランスアクスルが搭載される。エンジンは4.7ℓV8でパワーは466ps/7000rpm、トルクは53.0kg-m/4750rpmだ。但し、アルフィエリには専用のエグゾースト・システムが使われている。トランスミッションはマセラティMCシフト・オートメイテッド・マニュアルで、リミテッド・スリップ・デフも装着される。ブレーキは、MCストラダーレから移植されたカーボン・セラミックで、キャリパーはブレンボ製だ。
ボディ重量は1400kg未満。コンセプト・モデルは20インチおよび21インチの、1950年代を彷彿とさせるスポーク・ホイールが装備される。
このショー・モデルは、ブレーキ・キャリパー、グリル、エアダクト、テールパイプなどにマセラティ・ブルーのアクセントが入れられている。
そのキャビンは5000GTの影響を受けており、セントラル・スクリーンを中心に構成される。メーターはデジタルのツイン・ダイヤルだ。
マセラティのチーフ・エグゼクティグであるハラルド・ウェスターは「このクルマはGTではない。2+2のスポーツカーだ。」とコメントしている。