【ミドシップのV6エンジン搭載】フェラーリ 最新ハイブリッドカー「F171」開発中 2022年発売か
公開 : 2021.06.10 06:05
フェラーリが開発中のハイブリッドカーは、3.0L V6にモーターを組み合わせた後輪駆動モデルとなります。
ディーノ以来のV6エンジン車
2022年の発売に向けてプロトタイプのテストが行われているフェラーリの次期ミドシップ・ハイブリッド・スーパーカーは、ディーノ以来のV6エンジンを搭載したモデルとなる予定だ。
SF90ストラダーレに続くこのハイブリッドマシンは、「F171」という内部コードネームで開発が進められている。
これまでのところ、フェラーリはこのクルマの開発について口を閉ざしているが、ツインターボの3.0L V6エンジンを搭載し、これに1基の電気モーターを組み合わせることがわかっている。
前輪にモーターを搭載して4輪駆動を実現したSF90とは異なり、本モデルは後輪駆動となる。また、プラグイン・ハイブリッド車ではないものの、限定的に電気のみでの走行が可能だ。
このエンジンは、まもなく登場予定のSUVプロサングエに搭載される可能性もある。
ますます進むフェラーリ電動化
初期のプロトタイプは、ラ・フェラーリのシャシーを大幅に改良したものを使用していたが、最新のプロトタイプでは、リアのエグゾーストパイプ(フェイク)をはじめ、ボディに改造が施されている。
このクルマは、V6ベースのハイブリッド・パワートレインを搭載した新型マクラーレン・アルトゥーラなどに対抗するものだ。
SUVのプロサングエとともに、フェラーリのラインナップを拡大する役割を担うと同時に、電動化計画を推進していくことになるだろう。
今年初め、フェラーリは、初の完全EV(ツインモーターを搭載した全輪駆動の2シーターと思われる)を2025年に発売することを発表した。