【フロントデザイン刷新か】BMW X7 改良新型、ニュルで走行テスト開始 2022年発売見込み
公開 : 2021.06.10 18:45
BMWの高級SUV、X7の改良モデルの開発が進んでいます。テスト車両ではデザインの変更が見られます。
ヘッドライトの形状変更か
BMWは、3年前に発売されたばかりの高級SUV、X7の改良モデルでニュルブルクリンクの周回テストを開始した。発売は2022年の予定だ。
X7のモデルチェンジでは、過激で物議を醸した新しいスタイリングの方向性に沿って、現行モデルの印象的なフロントグリルを踏襲している。
今回撮影された画像を見る限りでは、ヘッドライトに手が加えられるようだ。ヘッドライトはフロントエンドの低い位置に移動し、最近目撃されたBMWの次期電動高級セダン「i7」のプロトタイプと同様に、より長方形の形状を採用している。また、バンパー下部の形状も変更され、現行の目立つサイド・エアインテークは廃止されている。
カモフラージュが施されているため、リアの変更点は不明だが、バンパーやライトのデザインには微調整が加えられているようだ。
電動セダンi7との関連性も
BMWのデザイン・ディレクターであるアドリアン・ファン・ホーイドンクは、X7とフロントエンド・デザインを共有する最新の7シリーズが発表された当初、X7のエアインテークは他のモデルと釣り合っており、むしろ主要なライバル車よりも小さいと主張していた。
「確かにX7のグリルは他のBMWよりも大きいですが、X7はそれまでのどのBMWよりも大きい。比例しているのです」
「心配しないでください、わたしはBMWを特大キドニー・グリルのブランドにしたくはありません。しかし、わたし達は7シリーズで行ったことの理由を理解しており、グリルが導入された市場での嗜好の進化のおかげで、この問題は解決すると信じています」
i7とX7を視覚的に結びつけることが、X7の電動化モデルの登場を意味するかどうかは定かではない。
これまでBMWは、X7のハイブリッド仕様について、主要市場である中国の規制に適合するために、電気のみでの走行距離が80km以上である必要があると述べてきた。プラグインのX5 xドライブ45eは、公式には電気のみで87kmの走行が可能だが、重量のあるX7で同様の航続距離を実現するためにはパワートレインの改良が必要になる。