【7人乗りの新しい選択肢】新型フォルクスワーゲン・マルチバン 欧州発表 PHEVも設定
公開 : 2021.06.11 18:25 更新 : 2021.07.27 14:50
広くて使い勝手のいい室内
フォルクスワーゲンによると、マルチバンの室内は「これまで以上にフレキシブルで広々としている」という。新しいモジュール式シートシステムやマルチファンクション・テーブルを採用するほか、5つのリアシートは取り外しでき、2列目は回転させることで向かい合わせに座るようなレイアウトが可能だ。
また、従来のハンドブレーキやギアセレクターを廃止したことでセンターコンソールがなくなり、キャビン全体のフロアがフラットになったことで、469L(リアシートを取り外すと1844L)のトランク容量が確保されている。
また、フォルクスワーゲンの最新モデルと同様に、運転席周りも抜本的に見直している。新しいマルチファンクション・ステアリングホイール、10.25インチのデジタル・インストゥルメント・ディスプレイ、10.0インチのインフォテインメント・タッチスクリーンを標準装備し、オプションでヘッドアップ・ディスプレイやワイヤレスのスマートフォン充電器を用意している。
道路標識認識、レーン・キーピング・アシスト、自動緊急ブレーキなど、さまざまな先進安全機能も搭載している。
マルチバンは、フォルクスワーゲンの商用車としては初めて、新しい「IQ.Drive」システムを搭載している。このシステムは、アダプティブ・クルーズ・コントロールとレーン・キーピング・アシスト機能を利用して、長距離走行時に「半自動運転」を可能にするという。
価格はまだ明らかになっていないが、現行モデルの価格は約5万ポンド(773万円)からとなっており、それよりも若干高くなると予想される。