【車名引き継ぐ】マセラティ初のEV 公式画像初公開 グラントゥーリズモ後継モデル
公開 : 2021.06.14 06:05 更新 : 2021.07.08 13:04
マセラティ・グラントゥーリズモの後継モデルの公式画像がお披露目。同社初の完全電動モデルとります。
シルエットは変わらず
text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
マセラティは、同社初のEVとなる2代目グラントゥーリズモの公式画像を初めて公開した。
まだ不明な部分は多いが、先代モデルの滑らかなシルエットと、その車名を継承することはわかっている。このモデルは、2016年に発表されたものの、いまだにデビューしていないコンセプトモデル「アルフィエリ」に似ている。
マセラティは昨年、グラントゥーリズモ後継モデルに搭載予定の電動パワートレインのサウンドを予告する映像を公開した。
技術的な詳細はまだ明かされていないが、後継モデルは、ガソリンエンジンを搭載した先代モデルよりも高い加速力が期待できる。
エンジンサウンドを再現か
マセラティによれば、この電動パワートレインは「伝統的な内燃機関を搭載するすべてのマセラティ車の特徴である、独特のサウンド」の実現を目指しているという。どのように実現するかはわからないが、V6やV8エンジンの音を人工的に再現する可能性は低いだろう。
車両テストは民間の施設や周辺道路で行われているため、カモフラージュされたプロトタイプが間もなく目撃され、新型車への期待感を高める手がかりとなるだろう。
マセラティは9月、トリノの生産施設を大幅にアップグレードし、一連の新モデルを発売すると発表した。最近では、ギブリとレヴァンテのマイルド・ハイブリッドが登場している。