【何でもできるオフローダー】トヨタ・ランドクルーザーの70年 歴代モデルをイッキ見
公開 : 2021.06.22 06:05 更新 : 2021.07.27 14:44
レクサスLX 470(1998年)
レクサスLX 450がクルマのご都合主義的な産物であったのに対し、LX 470は最初から計画されていた。2灯から4灯に変更したフロントエンドや小型グリル、ウッドとレザーが敷き詰められたキャビン、そして標準装備とオプションのリストを大幅に増やしたことで、ランドクルーザーとは一線を画していた。ランドクルーザーと同様、4.7L V8エンジンを搭載した。
3代目プラド(2002年)
3代目ランドクルーザー・プラドは、2002年にフランス・ニース近郊にあるデザインスタジオでスタイルを一新して発売された。2ドアと4ドアの2タイプを用意し、欧州と日本を主なターゲットとしていたが、レクサスブランドのGX 470も登場した。GX 470は、フルサイズのLXとクロスオーバーのRXの間にうまく配置された。
200系(2007年)
200系は、従来のランドクルーザーが持っていたオフロード性能を維持しながら、さらなる技術や豪華装備を搭載することを目指して開発された。
2007年に発売された200系には、ダウンヒル・アシスト・コントロール、マルチ・テレイン・セレクト、サスペンションのストロークを損なうことなくボディロールを低減するトヨタのキネティック・ダイナミック・サスペンション・システム(KDSS)など、数多くのハイテク装備が搭載されている。
レクサスLX 570(2007年)
レクサスは、2007年のニューヨーク・モーターショーで200系ベースの新型SUVを発表した。このモデルには、V8を5.7Lに大型化したことを示すLX 570という名称が与えられた。ランドクルーザーのプロポーションを踏襲しながらも、レクサスブランドならではのシャープなエクステリアデザインを採用した。
FJクルーザー(2007年)
ランドクルーザーを高級戦車にしたことで、トヨタにはジープ・ラングラーに代わるものがなくなってしまった。しかし、2007年に発売されたレトロなスタイルのFJクルーザーで、このセグメントに予想外の復帰を果たした。
FJ40の丸型ヘッドライトなどを参考にしているが、車体はランドクルーザーではなく、4ランナーやその派生モデルに近い。ラングラーと比較すると、ルーフが固定されており、3本ワイパーやリアハーフドアなどの奇抜さが目立った。トヨタは2014年に米国のラインナップからFJを外し、2018年には日本でも販売を終了。モデルチェンジはしていない。