【6気筒の方が幸せ】BMW 4シリーズ(6) 長期テスト 変化の小さいドライブモード
公開 : 2021.07.03 09:45 更新 : 2021.07.12 18:55
選択肢が多すぎるドライビングモード
実際、筆者はほとんど切り替えない。その時の運転スタイルや、路面状況を問わず。筆者がクルマに合わせる必要もない。
逆に悩ましいのが、選択肢が多すぎること。ドライビングモードの基本としては、コンフォートとエコ・プロ、スポーツ、アダプティブの4種類がある。
さらにスポーツには、スポーツとスポーツ・プラス、インディビジュアルという3種類のサブメニューが設定されている。インディビジュアルは、ダンパーやステアリングなど、各設定をドライバー好みに調整できる。
アダプティブでは、ドライバーの運転状況のほかに、ナビゲーションの位置情報などをもとに、4シリーズが自ら最適と思う状態へ、クルマの設定を変化させてくれる。
ドライブモードの選択自体は、シフトノブの横に個別のボタンが配されていて簡単。スポーツのサブメニューを選ぶ場合も、同じボタンを数回連続して押すだけで済む。
でも、筆者は滅多に切り替えない。4シリーズは、毎回デフォルトでコンフォートが選ばれる。モードを切り替えても、手間をとって操作したいと思えるほど明確な変化までは得られない。
小さな欠点の1つ、ともいえるだろう。しかし、4シリーズの体験を悪くするほどのものではない。まったく。
テストデータ
気に入っているトコロ
タッチとクリック:タッチモニターと物理的なボタンやコントローラーとの組み合わせで、BMWのiドライブはインフォテインメント・システムの中でもベストの仕上がり。
気に入らないトコロ
サイドサポートの擦り傷:スポーツシートのサイドサポートは分厚く、ジーンズの横のリベットが乗るたびにレザーにこすれる。シートに傷が付いてしまう。
テスト車について
モデル名:BMW 440i xドライブ・クーペ (英国仕様)
新車価格:5万4645ポンド(841万円)
テスト車の価格:6万2995ポンド(970万円)
テストの記録
燃費:11.1km/L
故障:なし
出費:なし