【未来に向けてのプロローグ】アウト ガレリア ルーチェ クロニクル展 開催中
公開 : 2021.06.25 12:05 更新 : 2021.10.11 10:55
愛知県からニュースです。“大人のクルマ趣味空間”として親しまれている「アウト ガレリア ルーチェ」が、9月に再スタートへ。これまでの17年間に及ぶ企画展の足跡を振り返る特別展が開催中。
新たな形態で再スタート
大人のクルマ趣味の空間として2004年9月4日に誕生したアウト ガレリア ルーチェは、趣味としてのクルマ文化の発信基地として日本中のエンスージァストから親しまれている。
クルマに纏わる歴史や人物、アートなどをテーマにした企画展は、これまでに合計48回も開催し、自動車史を語る上で欠かせない歴史的な名車を延べ303台も紹介してきた。
あわせて名車達にまつわる貴重なアーカイブやオートモビリア、モデルカーを交えて展示・解説を行い、他に類をみない高いクオリティの企画展を行ってきた。
このたび企画展の開催を主とした既存の運営を一旦休止すると発表された。館長を務める平松正光氏が新たな業務を任されたためで、アウト ガレリア ルーチェは新たな形態で再スタートすることになった。
新アウト ガレリア ルーチェは、万全の感染対策を施したうえで、対象を絞った小規模の企画展や、マニア垂涎のグッズを常時販売する予定。クルマ好きが憩いの場として楽しめるマルチコミュニティ・スペースとしてリニューアルされる。
また、ルーチェの創設時に設置された、スクーデリア・フェラーリが1999年のF1で実際に使用したピットが常設展示されることが発表されている。
オープンは9月4日(土)を予定しており、企画展やグッズ販売などの詳細についてはホームページで順次案内される。新たに生まれ変わるアウト ガレリア ルーチェに注目したい。
未来へ向かってのプロローグ展スタート
リニューアルを控え、2021年6月19日から「アウト ガレリア ルーチェ クロニクル-未来へ向かってのプロローグ-」展が開かれている。企画展の制作にまつわるアーカイブやメイキング写真を交え、17年間48回にも及ぶ企画展の足跡を振り返るもの。
そのタイトルはメーカーや単一のモデルはもちろん、レーシングドライバーやデザイナー、エンジニア、アーティストと多岐にわたり、クルマ趣味の深さを教えてくれる。
会場の壁には時計回りで2004年から2020年まで17年間に行われたすべての企画展を象徴する写真と企画内容の解説が一堂にディスプレイされた。
ディレクターの愛車を展示
アウト ガレリア ルーチェのディレクターでありクリエイターとして17年間活躍してきた平松正光氏は、プライベートにおいても熱烈なクルマ趣味人である。今回は主催者の観点で、自身の愛車が紹介された。
会場には所有するアルファ・ロメオ・ジュリエッタ・スパイダー、アルファ・ロメオ145クアドリフォリオ・レーシング、アルファ・ロメオ8Cコンペティツィオーネ、トヨタ・スポーツ800、レーシングカートのCRG KT1Xを展示。平松氏の幅広い趣味の世界を垣間見ることができる。
「アウト ガレリア ルーチェ クロニクル-未来へ向かってのプロローグ-」展の初日には平松氏の開会あいさつもあり、17年間の協力と支援に対して感謝の意が述べられた。
この企画展は8月29日まで開かれているので、この夏に名古屋まで足を延ばす機会があれば、訪れることをお勧めしたい。