【次期モデルの登場迫る】プジョー308 ハイブリッド225 PHEVのテスト車両へ初試乗
公開 : 2021.07.01 08:25 更新 : 2021.07.27 14:50
バランスに優れ新型も運転が楽しい
デザインは大幅に一新される次期308だが、小気味いい動的特性は従来どおり。ガソリンエンジンにハイブリッド用のモーターが組み合わされ、12.4kWhのリチウムイオンバッテリーを荷室の床下に搭載し、車重が大幅に増えていても。
ちなみに、通常の内燃エンジン版と比較すると、250kg以上は重くなるらしい。
新しい308のサスペンションは現行の2代目と比較して、路面の隆起や陥没を巧みに均してくれる印象。「快適性を高めてほしいというオーナーからの意見を受け、少し快適志向に振っています」。と顧客対応部門の責任者、マージョリー・ルイリエが説明する。
ユーザーの意見を取り入れつつ、競合モデルとの比較で煮詰めたのだろう。試乗車が履いていたホイールは、18インチだった。
バランスに優れ、新しい308も運転が楽しい。ボディロールは比較的多いようだ。高速コーナーでの挙動はほぼニュートラル。タイトコーナーに突っ込むとフロントタイヤが押され、アンダーステアが顔を出す。PHEV化による重量の影響もあるだろう。
そのかわり、ハイブリッドのパワートレインは反応が良い。アクセルペダルを踏む右足へ少し力を込めるだけで鋭く加速し、首が後ろに倒れる。しかもPHEVは、次期308で最も静かなパワートレインでもあるという。
12.4kWhのバッテリーで走れる距離は、最大で59kmとのこと。
完成した次期プジョー308には、2021年の秋にお目にかかれる予定。今から楽しみに待っていようと思う。
プジョー308 ハイブリッド225 e-EAT8 プロトタイプのスペック
英国価格:3万ポンド(462万円/予想)
全長:4367mm
全幅:1852mm
全高:1441mm
最高速度:209km/h(予想)
0-100km/h加速:6.5秒(予想)
燃費:−
CO2排出量:−
車両重量:1633kg
パワートレイン:直列4気筒1598ccターボチャージャー+電気モーター
使用燃料:ガソリン
バッテリー:12.4kWhリチウムイオン
最高出力:225ps(システム総合)
最大トルク:36.7kg-m(システム総合)
ギアボックス:8速オートマティック