【ヒストリックカーでジムカーナ】レジェンド・ドライバーも参加 第64回SHCC大磯ミーティング

公開 : 2021.07.04 17:15  更新 : 2021.10.11 11:31

レジェンド・ドライバーを招待

参加した各車は、それぞれの走行枠で2回走り、トップタイムを狙った。常連のエントラントもいるため、各クラスともハイレベルな戦いとなり、ギャラリーも大いに楽しめた。

スペシャルゲストとしてレジェンド・ドライバーが招待され、デモランなどを披露するコンテンツもSHCC大磯ミーティングの魅力だ。

ガンさんこと黒澤氏は、フォード・エスコートRS1600 Mk-1でデモランを披露。現役時からタイムトライアルの経験はほぼないと話していた。
ガンさんこと黒澤氏は、フォード・エスコートRS1600 Mk-1でデモランを披露。現役時からタイムトライアルの経験はほぼないと話していた。    高桑秀典

今回は「ガンさん」のニックネームで親しまれている黒澤元治氏が、はるばる大磯まで駆けつけてくれた。

黒澤元治氏は日本を代表するレーシング・ドライバーで、かつて高橋国光氏、北野 元氏と共に日産自動車追浜ワークスの三羽ガラスと呼ばれた。

黒澤氏は長年ジャーナリストとしても活動しているだけに根強い人気は衰え知らずで、この日も朝の挨拶時から、その一挙手一投足が注目された。

敷居が低いモータースポーツ

街乗りで使用しているヒストリックカーのヘッドライトとテールランプに飛散防止用のテープを貼れば参加できるタイムトライアルは、参加への敷居が低く、安全性が高いモータースポーツのひとつといえよう。

大磯がジムカーナの聖地であったことを後世に伝える貴重な動的コンテンツであるSHCC大磯ミーティングは、これからも若いエントラントを増やして、さらに発展していってほしいものだ。

精悍なアルピーヌ・ルノーA110はクラスBで参加。ベストタイムは2回目にマークした1分6秒780。1回目は1分14秒975だった。
精悍なアルピーヌルノーA110はクラスBで参加。ベストタイムは2回目にマークした1分6秒780。1回目は1分14秒975だった。    高桑秀典

大磯ミーティングは、愛車を思う存分に走らせることはもちろん、自動車愛好家によるミーティングやスワップミートも楽しめる場でもある。

エントリーしてみたいと思った方は、一度ミーティングを見学してみるといいだろう。次回は、2021年11月7日に開催が予定されている。

記事に関わった人々

  • 高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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