【目もくらむ高級SUV】メルセデス・マイバッハGLS日本発表 価格/サイズ/内装を解説
公開 : 2021.07.01 11:03
メルセデス・マイバッハGLS 内装
インテリアは、デジタル技術・上質な素材が融合した高級感漂う空間となっている。
ダッシュボードやステアリングは厳選したナッパレザーで覆われ、エアアウトレットのルーバーにはクロームの加飾を施し、フロントグリルのピンストライプを想起させるデザインとしている。
イグニッションをONにすると「MAYBACH」の文字と専用の配色によるグラフィックが浮かび上がる。コクピット・ディスプレイの表示モードは「クラシック」「スポーツ」「プログレッシブ」「ジェントル」などから選択可能だ。
高級車にふさわしく、インテリアは5種類のウッドトリムと3種類のインテリアカラーで仕立てたナッパレザーの組み合わせが選択可能だ。
ベースのGLSは3列シートだが、マイバッハGLSは2列にしたことで後席をGLSよりも120mm後方へ配置。余裕あるレッグスペースを生み出している。
後席バックレストの通常の角度は27°だが、それでも1020mmのヘッドクリアランスを確保しており、さらにマイバッハSクラスと同様に最大で43.5°までのリクライニングが可能で、ゆったりと寛いだり仮眠を取ることができる。
また、後席の後方にはパーセルシェルフが付いた固定式のパーティションを設置し、居住スペースとラゲッジスペースを分離して、ボディ剛性/騒音レベルや空調効果の向上を図っている。
メルセデス・マイバッハGLS シャシー
シャシー性能については、サスペンションにEアクティブ・ボディコントロールを採用。
連続可変ダンパーとエアサスを電子制御するエアマティックのシステムをベースに、四輪それぞれに48V対応のアクチェーターを追加。スプリングレート/ダンパーの減衰力を個別制御することを可能にした。
ロードサーフェススキャンは、ステレオカメラで前方の路面のアンジュレーションをモニターし、あらかじめダンパーの減衰力を演算して準備する機能。これによりタイヤへの初期入力から適切に減衰させるとともに、ばね上にその振動を極力伝えず、フラットな乗り心地を実現する。
ダイナミックカーブ機能の「CURVE」では、コーナリング時のロールによるばね上の傾きを修正し、水平になるよう制御。
また、オフロードでの脱出機能は、サスペンションが四輪を個別に上下させる動作を繰り返し、タイヤが地面に加える荷重を増減させることによりトラクションを復帰させる。
高速走行時には車体を15mm下げて空気抵抗の低減・操縦安定性の向上を図り、車速が30km/h未満では乗降を容易にするために車高を25mm下げるように制御する。