【目もくらむ高級SUV】メルセデス・マイバッハGLS日本発表 価格/サイズ/内装を解説
公開 : 2021.07.01 11:03
メルセデス・マイバッハGLS パワートレイン
パワートレインは4L(3982cc)のV8ツインターボエンジン「M177型」に48V電気システムとISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み合わせたものを搭載。
システム最高出力は558ps、最大トルクは74.4kg-mを発生し、ISGにより瞬間的に22ps/25.5kg-mを短時間発生することが可能だ。
このスペックは、マイバッハSクラスのS580に搭載される「M176型」よりもパワフルなものとなっている。
このエンジンは、低中負荷域で気筒休止を行う。ダイナミックセレクトで「コンフォート」を選択すると、エンジン回転数が800-3250rpmの領域で4つのシリンダーを休止するが、アクセルを強く踏み込むと、すぐに燃焼運転に復帰。
4気筒と8気筒の切り替えは極めてスムーズに行われるため、快適性が損なわれることはない。
トランスミッションは9Gトロニックと呼ばれる9速ATで、変速比幅が広いことからエンジン回転数を必要以上に上げることなく常に快適な走行性能を実現する。
駆動方式は4輪駆動の4マティックで、走行状況に応じて前後の駆動力配分を0:100~100:0まで可変する。
メルセデス・マイバッハGLS 装備
高級SUVならではの装備が、専用の電動格納式ランニングボードだ。
その全長は約2060mmで、幅は後席ドア下部がもっとも広く210mmを確保。アルミニウム製で、表面には滑りにくいようラバーストリップを配置、後端にはメルセデス・マイバッハのエンブレムが備わる。
格納状態ではサイドスカート内側に隠れているため外部からはほぼ見えず、車体の中心へ向けて45°傾けて格納されているため、十分な地上高も確保。ドアハンドルを引いてからランニングボードが所定の位置に付くまでに要する時間は約1秒と素早い。
すべてのシートにリラクゼーション機能が標準装備となっており、それぞれのバックレストには身体に圧力を加えるポイントが10か所ある。シートヒーターとの組み合わせで、温めながら押圧を行うことも可能だ。
静粛性は、ノイズ軽減タイヤやフロント/サイドウインドウに遮音ガラスを採用したことにより、極めて高められた。標準装備のBurmesterハイエンド3Dサラウンドサウンド・システムは、高性能スピーカー27個、24チャンネルアンプ、合計出力1590Wのシステムにより、室内の条件に合わせて適正に調整されたサウンドを楽しめる。
対話型インフォテインメントシステム「MBUX」やテレマティックサービスの「メルセデス・ミー・コネクト」といった快適装備も標準設定。安全運転支援システムの「インテリジェントドライブ」も、メルセデスの最新で世界最高レベルのものが搭載されている。
メルセデス・マイバッハGLS 価格
マイバッハGLSは、「GLS 600 4マティック」の1グレードのみで、税込みの日本価格は2729万円。
ハンドル位置は、左のみとなっている。
なお、新車購入から3年間、一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポート/地図データ更新が無償で提供される走行距離無制限の保証プログラム「メルセデス・ケア」が、メルセデス・マイバッハにも適用される。