【圧倒的、高級感】メルセデス・マイバッハSクラス新型 価格/内装を解説 S 680はV12搭載
公開 : 2021.07.01 10:45 更新 : 2021.07.01 17:10
新型メルセデス・マイバッハSクラス パワートレイン
威風堂々としたマイバッハボディに与えられるパワートレインは、ガソリンエンジンの2タイプを設定。
「S 580 4マティック」は、4.0L V8ツインターボに加えて、48V電気システム、ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を装備したマイルドハイブリッド・パワートレイン。
最高出力503ps、最大トルク71.4kg-mの強力なスペックを備える。ISGによるモーターアシストと回生、低中負荷領域での気筒休止機能による燃費向上対策も取り入れている。
最もパワフルな仕様となる「S 680 4マティック」には、メルセデス・ベンツのフラッグシップエンジンである6.0LのV12ツインターボを搭載。
最高出力612ps、最大トルク91.8kg-mとスーパーカー並みのスペックを備える贅沢なエンジンを与える。
また全車共通仕様として、効率に優れる9速ATと、快適で静かな走りにも貢献する4WDシステムを標準化している。
新型メルセデス・マイバッハSクラス 装備
より高い静粛性を目指したのも新マイバッハSクラスの新価値の1つ。
前述のホイールハウス、ガラスの厚み、ノイズ低減タイヤといった対策に加え、より静粛な空間を目指して新たに採用されたのが、アクティブ・ノイズ・キャンセレーション機能だ。
これはノイズキャンセリング・ヘッドホンと似た仕組みで、逆位相の音波を発生させ、不快な低周波ノイズを低減させるもの。オプションのブルメスター4Dサラウンドシステムを選択すると標準化される。クルマでの移動が中心となるエグゼクティブたちには、移動中のわずかな時間に休息を取るための重要なアイテムとなりそうだ。
安全面では、後席左右の「SRSリアエアバック」の標準化に加え、安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」の性能強化が図られており、より安全な移動を提供。
先進の快適機能では、メルセデス・ベンツで話題となった「MBUX」もより進化。新機能として、発話者のシート位置を認識し、着座位置のみの温度調整やエンタメ機能の操作などを可能にしている。
またリアシート左右に専用の11.6インチ・ディスプレイを追加。音楽・映像など好みのエンタメを楽しめるように、どちらの後席にも専用のワイヤレスヘッドホンが備わる。
よりショーファードリブンらしいアイテムが追加される「ファーストクラスパッケージ(4人乗り仕様)」を選択すると、後席左右独立シート間のセンターコンソールに、クーリングボックス、格納式テーブル、シャンパングラスまで用意。まさに「最善の中の最善」と表現される世界が広がっているようだ。
新型メルセデス・マイバッハSクラス 価格/納車開始
日本仕様のマイバッハSクラスは、7月1日より先行予約の受付を開始。日本価格とステアリング位置は、以下のとおりとなっている。
なお、カスタマーへの納車は2021年11月以降を予定している。
メルセデス・マイバッハS 580 4マティック(右/左:V8+ISG):2648万円
メルセデス・マイバッハS 680 4マティック(左:V12):3201万円