【名車の車名を再び】ルノー4復活 レトロなEV、新型「4ever」 今後4年以内に登場
公開 : 2021.07.02 18:45 更新 : 2021.07.08 13:04
バッテリーとモーターの新技術に注力
ルノー・グループは、2030年までに販売台数の最大90%をEVにするという目標を掲げている。目標達成には、メガーヌEや日産アリアで採用されているCMF-BEVおよびCMF-EVプラットフォームを使用して、2030年までに約100万台のEVを生産する必要がある。
EVの生産は、フランス北部の3つの工場を含む新しい「ElectriCity」ハブに集中させる。ここでは、メガーヌEと並んで4everも生産される予定だ。
また、ルノーはエンビジョンAESC社と提携し、ドゥエにバッテリー工場を建設する。この工場は2024年にオープンし、年間生産量は9GWh、2030年には24GWhまで拡大する予定となっている。
さらに、フランスの新興企業であるベルコール(Verkor)社と協力して、大型車用の新しい高性能バッテリーを開発する。このバッテリーは、10GWh(2030年には20GWhとなる可能性あり)の新工場で製造される。
ルノー車に搭載されるバッテリーは、ニッケル、マンガン、コバルト(NMC)といった化合物系を中心に作られる。NMCは、1マイルあたりのコストが最も安く、航続距離も他の化合物に比べて最大20%長いとルノーは主張している。
ルノーは、このバッテリー技術の刷新により、2025年までに1kWhあたり100ドル(約1万1000円)、固体電池の導入を目指す2030年までには1kWhあたり80ドル(約8900円)のコストを達成できると見込んでいる。