新型トヨタ・ランドクルーザー(300系)の価格は510万円から 気になるGR仕様は?
公開 : 2021.07.05 12:44
「GRスポーツ」どんなグレード?
トヨタ車のスポーツコンバージョンモデルである「GR」シリーズ。
スポーツカーである86からプリウス、アクアといったエコカー、ノア、ヴォクシーといったミニバンにまで設定されているものだが、ついにランドクルーザー300にも「GRスポーツ」が設定された。
従来のGRスポーツは専用のエアロパーツやスポーティな足まわりなどが特徴となっていたが、ランドクルーザー300のGRスポーツは趣向が異なり、よりオフロード指向の強いものとなる。
エクステリアは光り物が廃され、ドアノブもブラック塗装がされるなど無骨なイメージとなり、タイヤも20インチとなるZXに対して18インチとハイトの高いものが装着される。
また、先んじて発表されたリリースに記載されていた世界初の技術であるE-KDSS(Electronic Kinetic Dynamic Suspension System)もGRスポーツのみの設定となり、前後には電動デフロックが備わるなど(ZXはリアにトルセンLSDの設定)先進の技術を惜しみなく投入したといえるのだ。
内装もベージュカラーでラグジュアリーな印象のZXとは異なり、ブラックレザーを使用したしまったものとなる。一部にダークレッドの差し色を配した仕様も選択できる点も従来のランドクルーザーにはなかったアプローチといえるだろう。
「ZX」と「GRスポーツ」の価格差はピッタリ40万円ということになるが、装備差を考えれば妥当かむしろお買い得ともいえる。
ラグジュアリーなZXにするのか、本格オフローダーとしての性能を磨いたGRスポーツにするのかもまた悩ましい問題となりそうだ。