【摩耗しても凹凸が…】SUV用スタッドレスタイヤ ダンロップが「ウインターマックスSJ8+」を8月発売
公開 : 2021.07.06 06:45 更新 : 2021.07.07 15:44
寒くなってもSUVで出かけたいドライバーに、ダンロップからSUV用の新しい冬タイヤが登場。氷上性能は明確にアップしたそうです。
氷上ブレーキ 14%アップ
SUVモデルの販売が好調なことを受けて、タイヤメーカーもSUV用銘柄を増やしている。それは冬タイヤについても同じだ。
住友ゴム工業がこの冬の新製品として発表するのは、ダンロップのSUV用スタッドレスタイヤ「ウインターマックスSJ8+(エスジェイエイト・プラス)」。
本製品は、ダンロップ・ブランド史上最高の氷上性能と言われた「ウインターマックス03」に採用される“ナノ凹凸ゴム”を、SUV用スタッドレスである「ウインターマックスSJ8」のパターンと組み合わせたもの。
凹凸構造によって滑りの原因となる水膜を素早く除去し、高い密着力によって、従来品に比べて新品時の氷上ブレーキ性能が14%向上。氷上コーナリング性能も11%アップした。
さらに、摩耗しても凹凸構造を維持し続ける“ナノ凹凸ゴム”と、ゴムのしなやかさを保つ“液状ファルネセンゴム”によって、高い氷上性能を長期間維持。使用シーンが多岐にわたるSUVのユーザーに向けて、安全・安心な冬のドライブを足元から支えることになる。
8月1日発売 全54サイズ
具体的には、柔らかな凹凸構造の突起部分が起点となり、タイヤと路面の間の滑りの原因である水膜を素早く押し出し、除水から密着へ瞬時に移行。従来品と比べて、1.5倍~2倍も除水スピードを速めた。
また、“ナノ凹凸ゴム”は、水膜を押し出して隙間なく密着する。従来品からさらに密着を進化させ、氷に触れる面を最大化。強い密着力を引き出すことに成功した。
スタッドレスを買う際に気になる“氷上での効きの持ち”については、ゴムの中に含まれるマックス・グリップトリガーが水と反応して溶ける性質を持つ。
摩耗しても繰り返し凹凸構造が出現するため、溝が減っても安心して使用できるわけだ。
また、ゴムと軟化剤の2面性を持つ“液状ファルネセンゴム”により、低温化での密着・ゴムの柔らかさを実現。しなやかさが続くため、時間が経っても氷上性能が低下しにくくなる。
ダンロップのSUV用スタッドレスタイヤ「ウインターマックスSJ8+」は、8月1日から順次発売。
従来品の「ウインターマックスSJ8」からさらに16サイズ追加し、全54サイズというラインナップを用意した(265/55R20 113Qサイズのみ9月発売予定)。
価格はオープン価格だ。